2015年のユーロ相場は軟調に推移する公算が大きい。ユーロ圏が経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)面で日米両国に見劣りしているからだ。
対ドルでは14年後半からの下落トレンドに変わりがなさそう。市場関係者からは1ユーロ=1.15ドル程度までのユーロ安ドル高進行を予想する声も聞かれる。
最近のユーロ圏景気の腰折れを背景に、欧州中央銀行(ECB)は15年に量的緩和へ踏み出す可能性が高い。利上げ観測が取りざたされる米連邦準備制度理事会(FRB)との金融政策の方向性の違いが浮き彫りになりそうだ。
岡三オンライン証券の武部力也シニアストラテジストは15年に予定されるドイツのブレーメン、ハンブルク両州議会選挙の結果次第では、ユーロの信認が低下しかねないと見る。「メルケル首相の政治基盤がさらに強固になれば、ドイツの発言力が高まってドラギECB総裁がリーダーシップを発揮しにくくなる可能性がある」(武部氏)からだ。
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