グローバル時代の今こそ
大学と企業の連携を

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― 今、日本の理工系大学に求めるものとは何でしょうか。

天羽 日本企業が世界中でもっと大きくビジネスをしていくためには、大学の役割が必要不可欠です。そのためには、産官学の連携をもっと高めていかなければなりません。たとえば、大学の先生がもっと自由に企業を行き来できたり、企業人ももっと気軽に大学で講義できたりするようになればいい。

大学は教養を培う場であり、企業とは違うかもしれませんが、学生も実践的な能力を身に付ける中で、自然と教養も身に付いていくはずです。たとえば、インターンシップを経験した学生は、明らかに話し方が変わります。企業に入って、社会人と話して、プレゼンをすれば、変な言葉は使えません。大人と話して初めて教養の必要性を実感するのです。

何も外国だけが異文化ではありません。学生からすれば、学外はすべて異文化でしょう。学生にいちばん近いのは教授です。教授がもっと学生に社会を見る機会を与えてほしいと期待しています。

― 学生は社会にもっと触れるべきだということですね。

天羽 実社会に触れれば、自分には何が足りないのかがわかってきます。私は自分自身を動かす最大の原動力は、「劣等感」だと思っています。学生時代、実は私は赤面症で、人前で話せませんでした。それがある時を契機に人前でしゃべれるようになった。自分が変わる瞬間を実感したのです。自分に足りないものがある。だから、なんとかしたい。そこから学びが始まっていくのです。