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成長懸念重し、利上げも新興国通貨へ資金戻らず インフレとコロナ不況対策の間で微妙なかじ取り

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新興国の中央銀行は通貨防衛のために金利を引き上げる戦略を長年とってきたが、今回はその戦略が奏功していない。

投資家が金利上昇の魅力を重視しない理由

MSCI新興国通貨指数は新興国市場債利回り平均との比較で、2020年3月以来の低水準に落ち込んだ。投資家が金利上昇の魅力を重視せず、世界的な成長鈍化とインフレ加速という有害な組み合わせを懸念していることが読み取れる。

経済が供給不足に見舞われ、消費者物価が押し上げられている状況で、新興国の各国中銀は被害を最小限に抑えようと利上げを急いでいる。ただ、それにより新型コロナウイルス不況からの脆弱(ぜいじゃく)な回復が腰折れするリスクもある。今週に政策を決定するロシアとインドネシア、トルコ、ハンガリーの当局者もこうしたジレンマに直面する。

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【新興国優位の成長率格差が縮小】

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