欧州における注目の成長地域 ―中・東欧4カ国(チェコ、スロバキア、ポーランド、ハンガリー)の市場ポテンシャル―
講演3
「中・東欧で事業展開する際の会計・税務上の留意点」
あずさ監査法人の小宮氏は、V4各国における投資促進のための税金減免や補助金などの投資優遇措置、会計基準、税制などを説明した。自動車産業(ハンガリー、スロバキア)、インフラ・環境、消費者市場(ポーランド)、シェアードサービスセンター等のビジネス支援サービス(チェコ、ハンガリー)、ハイテク産業やR&Dセンター等の技術革新分野(ポーランド、チェコ)などを注目ビジネスに挙げた小宮氏は「進出成功には欧州顧客基盤の獲得と、徹底したフィージビリティスタディが必要。投資インセンティブの網羅的検討、税務ストラクチャー、移転価格のセットアップには現地事情に精通したアドバイザーを活用すべき」と語った。
各国政府機関も情報を提供
最後に、ポーランド大使館貿易・投資促進部、チェコインベスト、スロバキア投資・貿易開発局(SARIO)、ハンガリー大使館(ハンガリー投資貿易促進公社)の代表者が登壇。「情報を提供しますので、関心のある企業は、ぜひお問い合わせを」と呼びかけた。