医療・介護連携型~自立型と幅広く対応
地域のニーズを満たす
多彩なスキームとコンサルティング力 積水ハウス

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もともと「はたのリハビリふるさと」は、サ高住にデイサービスを組み合わせたものにする予定で、建築確認も自治体への登録も完了していた。だが、着工直前に、情報収集や市場調査などを行う専門チーム、本社医療・介護推進事業部から方針変更の提案があった。

リビングから見える庭には、この土地に古くからある岩を配置している

「今後、国策として高齢者が可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、『地域包括ケアシステム』が構築される。この情勢を考えると、デイサービスよりも複合型サービスの方がよいのではないか、との助言を受けました。確かにその方が、土地オーナー様には長期にわたり安定的な収益がもたらされるし、その地域に求められる福祉資源を提供することで一層の社会貢献が可能になります。オーナー様も計画変更にご快諾いただきました」と梅田店長は経緯を語る。

計画の最終段階に至ってもなお、顧客の要望と利益を最大限に考えるという同社の一貫した姿勢が、ここに窺える。

コンサルティング力が
選ばれるサ高住のカギ

デイケアのスペースでは、様々な器具でリハビリや運動が可能

現在15万戸近く登録されているサ高住は、国の方針によって2020年までに60万戸に増やされる見込みだ。住宅会社による競争も今まで以上に予想されるが、同社には長年積み重ねた強みがある。

「弊社には賃貸事業などで培ってきた土地オーナー様との信頼関係はもとより、長年培ってきた高齢者住宅事業のノウハウや住まいのユニバーサルデザインへの取り組み、すなわちサ高住にかかわる方々を橋渡しするコーディネート力、マーケティングから実際の建築に至るまで全体を見渡したプランニング力、多角的なソリューションを導き出すコンサルティング力が備わっています」と、本社医療・介護推進事業部の深谷康壽事業部長は自信を見せる。

医療・介護推進事業部
事業部長
深谷 康壽

建てた後にも、サ高住は通常の住宅以上に入居後のケアが必要になるが、「全国に張り巡らせた情報網を生かすことによって、充実した医療・介護サービスと連携し、終末期まで住み続けられるサ高住の供給促進に注力していきます」(深谷部長)。

住まい手のメリットは、最終的には土地オーナーにプラスになって返ってくる。同社なら、サ高住を“三方良し”で実現してくれそうだ。

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