医療・介護連携型~自立型と幅広く対応
地域のニーズを満たす
多彩なスキームとコンサルティング力
積水ハウス
サ高住としての理想を体現
「はたのリハビリふるさと」
高齢化がますます進む社会において、終の棲家や日々の暮らしに不安を持つ人は少なくない。そんな中、一つの理想形ともいえるサ高住、「はたのリハビリふるさと」が今年4月広島市安芸区にオープンした。
みどり広がる美しい郊外型住宅が建ち並ぶJR瀬野駅から徒歩5分、広々とした空間に佇む「はたのリハビリふるさと」には、小規模多機能型居宅介護施設と訪問看護ステーションが併設されている。こうした複合型サービスの機能を併せ持つサ高住は、広島市内で初めてだ。しかも、今年8月には隣地に調剤薬局が、翌9月には診療所が開業する予定になっている。
安否確認と生活相談サービスの付いた住宅に加え、介護、ターミナルケアという高齢者が求めるすべてをフルパッケージした拠点が誕生した。
「先祖代々の土地を売却せずに、地域の人々に役立つ形で活用したいという土地オーナー様と、病気や障がいがあっても安心して自立生活が送れる社会を実現したいという熱意あふれる医療法人様。この両者をマッチングさせたことがスタートでした」と、この物件を担当した広島シャーメゾン支店 医療介護推進課の梅田雅司店長は当時を振り返る。
「ご家族内での土地活用についての意見調整を私どもで行いましたが、オーナー様とご家族が広島にお住まいではなかったんです。ですから、出張してお会いすることはもちろん、電話、メールでも何百回とやり取りさせていただきました。一方、サ高住の間取りや細部の作り込みなどは、医療法人スタッフの皆様とご相談を繰り返し、多くのご意見、アイデアを取り入れました」と梅田店長。