有事の転職、という時代の終焉
ライフスタイルとしてキャリアを考える 求人大手が起こした革新的新サービスの中身

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次世代リーダーとは「外」と会話が通じる人

これからの時代に活躍できるリーダーに必要な素養とはどういったものでしょうか?

グローバル化やボーダレス化が進み、周囲の環境が目まぐるしく変化し続ける中で企業自体も変革せざるを得なくなってきています。企業間の提携やグローバルへの進出といったトレンドが今後も続くことは確実で、これまでの会社の理屈は通用しなくなってきました。そうした環境下で活躍するための最大の条件とは「外向き」であることです。視野や視点、ものの考え方が内向きではなく外に開かれていること。そういった姿勢が次世代リーダーには求められています。

―そういった人材は現状だと少ないかもしれません。

これまで日本企業は内向きの人材を育ててきました。総合職として採用され、ジョブローテーションでいくつかの部署を回る。その結果生まれるのは「ゼネラリスト」ではなくその会社の総合職。この会社では重宝されるけど他所では活躍が難しい人材です。また社内の競争で勝っていこうとすると一層自社のことしか考えられなくなる。これは笑い話ですが、面接で何ができるか尋ねられて「部長です」と答える方が実際のところ非常に多い。では、そうならないためにどうするか。

企業はリーダーを確保できている?

まずはご自身のスキルを棚卸しして、外部でも通用するポータブルスキルが自分にどの程度備わっているかを客観的に分析することです。そしてそういった点検はなるべく早いタイミングで行い、かつ定期的に行っていく必要がある。ご自身のスキルを社会的な価値と照らしあわせて棚卸しを行うと、会社に留まり続けるにせよ仕事に対する取り組み方が全く異なったものへと変わってくるはずです。

CAREER CARVERの今後について教えて下さい。

リクルートグループが目指す世界観である「Follow Your Heart」と同じです。自分自身が自分の可能性を信じて、自分らしく選択していく。そのためにかかりつけヘッドハンターというものを一般化し、皆さんがご自身のキャリアについて定期的に考える機会を作っていきたいと考えています。またCAREER CARVERではビジネスパーソンとヘッドハンターの関係はもちろんですが、同じような志の高いビジネスパーソン同士をつなげていくこと、ネットワークを構築することにも取り組んでいこうと考えています。7月21日に行われるイベントはその象徴ですが、それ以外にもオンライン・オフライン問わず色々な形で場を提供していきたい。そういった刺激が社会全体を盛り上げていくことにつながればと思います。