環境への貢献をかたちに
不二サッシのメガソーラーを支える
保守サービスのちから オムロン フィールドエンジニアリング

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東京湾に面した京葉工業地帯の一角にある不二サッシの千葉工場(千葉県市原市)に大規模太陽光発電所(メガソーラー)が今春、誕生した。「『ビジネスと環境』という並列の関係から『ビジネスの前提としての環境』へ」と、環境重視の姿勢を強める同社の思いをかたちにした大型投資の背景には、オムロン フィールドエンジニアリングが提供する安心のサポートがあった。

不二サッシグループは「窓から夢を」を企業理念とするアルミサッシのパイオニア。近年は、地球環境問題の深刻化や東日本大震災による価値観の変化を受け、持続可能な事業の確立に向けた環境負荷削減を積極的に進めてきた。風や光を上手に取り込む「エコアマド」「エコ面格子」などの開発で、製品の側から貢献。エネルギー利用の効率化、省エネによって、製品の原単位あたりCO2排出量削減にも取り組んできた。

持続可能な事業へ
生産現場の環境を整備

不二サッシ取締役
常務執行役員生産本部長
外山 敏昭

「アルミは『電気のかたまり』と言われるほど大量の電力を消費します。そのアルミ製品を生産する企業として、環境負荷低減に取り組むことは使命です」と、同社取締役常務執行役員生産本部長の外山敏昭氏は、環境貢献への強い決意を語る。

しかし、エネルギー利用の効率化や省エネだけでは、大幅なCO2削減につなげることは難しい。そこで、環境負荷削減に別角度からアプローチしようと、目を向けたのが太陽光発電だった。さらに、2011年の東日本大震災、福島原発事故後に電力事情が大きく変化したことも後押しした。電力料金は高騰し、夏期は依然として厳しい電力需給状態が続いている。外山氏は「エネルギー政策は国レベルの問題ですが、一企業としても電力供給に何らかのコミットをし、社会に貢献したいと考えました」と話す。

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