事業戦略を支える人事の挑戦 SAP HR Connect Autumn 2020

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Day4
「昭和の働き方から令和の働き方へ」
創業55年の日系企業が挑むDXBPRを軸とした働き方改革

ソラスト
取締役 専務執行役員
チーフ・ヒューマンリソース・オフィサー
人事総務本部長
川西 正晃氏

医療事務受託、介護事業を展開するソラストの川西正晃氏は、積極的な企業買収による事業規模拡大の一方で、進めてきた生産性向上のための働き方改革を紹介した。同社は「SAP SuccessFactors」を導入し、約2万7000人の従業員に対し、データを使った効率的な人員配置、エンゲージメントを高める施策を実施。さらに、人事以外の基幹システムも更新することで、机の上に書類が積まれた「昭和のオフィス風景」を変え、ネットワーク上の情報で仕事ができるようにDXを推進する。これにより、全国各地の支社で行ってきた事務作業を本社で集中処理する「効率的なシェアードサービス」を構築。支社の事務職は営業職などに転換してBPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング/業務改革)も進める。SAPジャパンの佐々見氏との対談では「人員管理をしてきた人事担当が、経営課題解決に貢献するHRビジネスパートナーとしての新たな役割を理解することが大切」と語った。

Day5
プロサッカークラブの人事
~勝利のための“選手(じんざい)”戦略~

モンテディオ山形
代表取締役社長
相田 健太郎氏

プロサッカーJリーグ、モンテディオ山形運営会社の相田健太郎氏は、タレント・マネジメント・システムを使ったチーム強化の試みを説明した。チームは、限られた財源の中で、優秀な選手を獲得しなければならない。だが、候補は学生から国内外のプロまで幅広く、多くの選手情報を管理する必要がある。また、見る人によって評価基準がばらつくのも課題だった。「SAP SuccessFactors」導入後は、スキルやスピードなどの項目ごとに点数をつけ、定量的評価を開始。情報を蓄積して「育成方針などにも活用したい」と語った。

最新テクノロジーで実現する価値を創る組織
~人と組織の新しいつながり~

SAPジャパン
人事・人財ソリューション
アドバイザリー本部
ソリューションスペシャリスト
舩場 智代氏

SAPジャパンの舩場智代氏は、社員の自律的な働き方、成長を促す「SAP SuccessFactors」のデモを通じ、テクノロジーによってできることを示した。個人向けページでは、目標の進捗を管理して自律的行動を促進。キャリア支援では、自己申告書からテキストマイニングなどを使い社員の希望進路を把握。社内公募のポストが生まれると希望する該当者に案内メールを送る。さらに異動先の業務知識・スキル習得のためのeラーニングなどをレコメンドして学びを促す。今後も「社会変化に対応し、ソリューションを進化させる」とアピールした。


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