「期待以上と思われる人」が人知れずしている事 圧倒的な「当事者意識」がそこにはある
リーダーシップは誰でもとれる
「せっかく憧れの会社に入社したけど、ただ言われたことをやるだけになっている」
「経営者に憧れて、自分も世界を変える仕事をするぞ!と入社したけれど、今はそれには程遠い仕事をしていて……。何のために今の会社を選んだのかわからなくなる」
「会社に入って仕事をしているけれど、言われたことをただやるだけ」
そんなことを不満に思っている人もいるのではないでしょうか。
しかし僕は誰でも、たとえ入ったばかりの新入社員でも、小さなリーダーシップをとって、自分らしく働くことができると思っています。
例えばどんな職場にも、「みんなが気になっているけれど、誰もが忙しくしていて、そのままになっている仕事」があります。みんなの共有の棚が乱雑になっていたり、郵便物を取りにいけていなかったり、プリンターのトナーが片づけられていなかったり。
そんなとき、自主的に動いて片づけていくのも、またリーダーシップなのだと思います。
些細な仕事と思われるかもしれませんが、小さな仕事でも率先してやっていける人は、大きな仕事でも自分から考えて動いていくことができるでしょう。メガベンチャーでは、そういう人に、みんなが目をかけています。
誰に言われるともなく率先してやっていれば、きっと誰かが見ています。「誰も自分に仕事を任せてくれない」と不満に思っているより、自分で仕事を見つけて動いていったほうが、仕事でもよい流れができるはずです。
小さなリーダーシップを発揮できる仕事を、ぜひ自分から見つけにいってください。
「何も言われていないから」と何も貢献しないのでは、そこにいないのと一緒です。
リーダーシップというと、日本では「リーダー職」の人だけが持てばいいもの、と考えられていますが、そんなことはありません。当時のGoogleでは、肩書や権限ではない「影響型」リーダーシップが重視され、すべての人が持つべき主体的な行動と考えられています。