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来るべき多文化共生社会の担い手を
育成する、国際学部の挑戦。 【国籍や民族を越えて多様性を認め合える「真のグローバル化」へ】
龍谷大学

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卒業時の英語運用能力の質保証
730点以上の取得を卒業要件化、長期留学を必修とする
グローバルスタディーズ学科

新設されるグローバルスタディーズ学科は、対話力を持ち、国際舞台において国や地域を問わず自らが所属するコミュニティのリーダーとなる人間の育成を目指す。そのために、高度な英語力に基づいた実践的なコミュニケーション能力を育成するとともに、社会科学の総合的な知識を獲得するための教学を展開する。すべての学期に英語による授業を配置し、2年次から受講する学科専攻科目は、英語のみまたは英語と日本語による授業が全体の約8割を占める。学生の卒業時までの英語運用到達目標として、TOEICであれば830点以上の取得を目指しつつ、730点以上*1の取得を卒業要件化した。これにより学生の英語運用能力の質を保証する。これは日本で初めての取り組みと言えるだろう。

さらに1セメスター以上の長期留学を必修化し、留学先では現地学生を対象に開講されている正規専門科目の受講を目指す。留学先は、カリフォルニア大学バークレー校(米国)やランガラカレッジ(カナダ)、ワイカト大学(ニュージーランド)など、そうそうたる大学が並ぶ。学生はレベルの高い環境に身を置き、異国でさまざまな困難を乗り越える中で語学力はもちろん、グローバル人材に求められる柔軟性や「タフネス」を身に付ける。サポートにあたっては、同様の体験を経て実際にこれらの能力を身に付けた国際経験豊富な教員が、ロールモデルとして学生の成長を支える。その制度のひとつが「スーパーバイザー制度」だ。すべての専任教員が1人の学生が抱える課題や成長に対して必要なアドバイスを書き込む個別カルテを4年間かけて作成。この個別カルテによって、学生は自分がどのような学習プロセスを経て成長してきたのかを確認できるのだ。そして、多様な価値観に根ざした国際的視点から物事を分析できる能力を養うために、語学教育、基礎教育、留学、専門教育すべてを通じた「グローバルな教養教育」を学科全体のカリキュラムで展開する。長期留学を含め、講義型やプロジェクト型の専門科目を英語・日本語で配置し、理論と実践の融合を図るという。

*1 新卒学生採用時に「英語能力を考慮する」とした企業のうち、多くが「評価できる」とした点数

多言語とさまざまな異文化の実践的な学びを通じて、
新たな視点で日本を考察する国際文化学科

既存の国際文化学部を発展的に改編した国際文化学科のコンセプトは、「世界を学び、日本を知る」。自己の文化的背景を活かしながら、寛容に他者の立場に配慮し、国内外の多様な文化を結ぶファシリテーターとして活躍できる人間を育成する。言語の習得にあたっては、現状の英語・中国語・フランス語・コリア語・日本語(留学生のみ)に加え、ペルシャ語・トルコ語・アラビア語・ロシア語・ポルトガル語・スペイン語・ドイツ語の科目が新たに開講される。2年次からは専攻科目のコースが「多文化共生」「世界と日本」「芸術・メディア」の3つに分かれ、社会を構成する「文化」について多角的な視点から学ぶ。言語や歴史、社会体制などに起因する文化間の壁を乗り越えられる人間になるには、実践的な学びが欠かせない。そのため国際文化学科では、長期留学や短期語学研修、コース主催の国内外文化研修、インターンシップなどを通じて実践力を養う「国際文化実践プログラム」を必修化している。プログラムの中には、「日本文化・京都学研修(仮称)」といった国際都市・京都の文化資源を活用した学びも用意されている。狂言などの伝統文化を体験的に学びながら知見を深め、日本文化や京都の魅力を世界に発信できる力を養成するのだ。2013年に開設した深草町家キャンパスや龍谷ミュージアムなどの学内施設も活用しながら、学内外とさまざまな形で連携した授業展開を計画しているという。

龍谷大学 国際学部教授 就任予定
ポーリン ケント
※現・国際文化学部長

多文化共生キャンパスの実現へ向けた第一歩となる国際学部の誕生。龍谷大学の現・国際文化学部長ポーリン・ケント氏は語る。

「学生だけではなく、今後は教員やスタッフすべてがグローバルマインドを持ち、大学全体で国際化を進める必要があります。そして、多文化共生は国家や人種間だけの問題ではありません。日本国内の地域間における文化の違いも含めて考えるものです」龍谷大学は深草キャンパスを基点として、国際社会に、そして地域社会に対しても大学独自のビジョンと魅力を発信しようとしている。

※記載内容は予定であり、変更する場合があります
お問い合わせ
龍谷大学
 http://www.ryukoku.ac.jp/
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