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インターネットの時代だからこそ、
中立的な立場の企業が必要

小谷真生子
(こたに まおこ)

1965年生まれ。日本航空、NHK「モーニングワイド」「おはよう日本」などのキャスター、テレビ朝日「ニュースステーション」等を経て、98年よりテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」のメインキャスターとして活躍。14年3月31日よりBSジャパン「BSニュース 日経プラス10」

小谷 海外の著名な投資家などの話を聞くと、企業がまだアーリーステージの段階から、将来有望と思われるところに投資をしています。いわゆる目利きの力がすごい。御社も、1本1本のファンドを目利きしていると言えますね。

朝倉 インターネットを活用することで、さまざまな情報が入手できるようになりましたが、情報があふれかえって、どの情報が正しいのかわからない時代になっています。中立的な立場で情報を編集し、的確に伝えることが大事だと考えています。小谷さんも、たくさんの会社を訪問し、取材をされていますね。

小谷 やはり、生きた情報は現場に行ってみないと手に入りません。WBSも、今ではだいぶ取材スタッフも増えて手分けをするようになりましたけれど、最初のころは、私自身も取材をすることが多かったですね。新聞社よりも早くスクープを出したことも何度かあります。実は、ここ1年半ぐらい、個人的に海外取材にも行っています。と言っても、月曜日から金曜日はテレビの仕事がありますから、週末を使って。土曜日に出て、月曜日に帰ってくるのです。シンガポールやマレーシア、タイなどの企業を取材したり、人と会ってネットワークをつくったり。先日は、ロンドンにも行ってきました。

朝倉 週末にロンドンまで取材に行かれるなんて、とてもアグレッシブですね。日本の運用会社は、海外の株式や債券を運用する際、多くの場合、海外の運用会社に運用を委託します。海外の運用会社に任せきりにするのではなく、小谷さんのように生きた情報を得るために現地に赴き、自ら運用する会社もでてきて欲しいと思います。小谷さんの新しい番組も楽しみです。

小谷 ありがとうございます。すべてにおいて経済の事象を深堀りしてゆく構成ですので、私自身、提案して実行したいことが山ほどあります。わくわくしています。

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