社員が語る「SB C&S」が成長し続ける秘訣 「変わるたびに強くなる会社」を掲げる理由

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CASE3 なぜ、営業が最も「クリエーティブ」なのか

IT業界の「変化」を肌で感じている職種の1つが営業。ICT事業本部の松山祐也氏は、「モノ売りからコト売り」へ変化してきたと話す。

ICT事業本部 EM本部
通信第2営業統括部
松山祐也氏

「入社した12年前は、価格勝負でモノを販売していました。しかし、お客様が抱える課題に合わせて価値を提供する営業スタイルへと変わってきています」(松山氏)

大きな変化だが、松山氏に戸惑いはないという。

「同じお客様でも、ニーズはつねに変わります。時代や市場の変化も当然影響します。そうしたさまざまな要素を踏まえて、主体的に戦略・戦術を構築していく必要がありますので、営業は最もクリエーティブな職種だと思っています。簡単な仕事ではありませんが、だからこそニーズと合致した提案ができ、お客様にとっての価値を最大化できたときの喜びはひとしおです」

松山氏は、こうしたマインドセットを部内で共有する取り組みにも力を入れているという。

「定期的に部会を開催して刺激を与え合うようにしています。数字や成果だけを取り上げるのではなく、例えば『この2カ月で最も成功した出来事』をそれぞれが発表するんです。なかなか成果が出せないメンバーや新入社員の取り組みの姿勢を評価する場にすることで、自信をつけてもらうのが目的です」

その結果、新入社員もわずか半年で自信を持って販売できるプレーヤーとして成長しているという。また、営業職はどうしても外出が多いが、デスクワークを訪問先に近いサテライトオフィスでこなしたり、Web会議システムを活用した遠隔商談を行ったりすることで、移動時間の大幅な削減にも成功している。

「時間を効率的に使えるようになりました。その分、営業戦略の構築やお客様への提案にかける時間をしっかり確保できるようになり、よりクリエーティブな営業が可能になったと感じています。営業は企業の最前線を担うポジションですからプレッシャーを感じることもありますが、やりがいも大きいです。難題を楽しみながら解決していく前向きさを持ち、しっかりやり抜く実行力を磨きたい人とぜひ一緒に働きたいですね」

CASE4 業務の質も向上させる「多様な働き方」

IT業界といえば、残業時間の多さや休日の少なさをイメージする人も多いだろう。しかし、同社は「Smart & Fun !~ITを駆使してスマートに楽しく働こう~」をスローガンとして掲げ、メリハリある働き方を促進している。2011年に中途入社した、新規事業本部 IoT事業推進本部 IoTプロダクト開発課の鄭夙晴(ツン・ミア)氏は、その「変化」を実感している1人だ。

新規事業本部 IoT事業推進本部 IoTプロダクト開発課 鄭夙晴(ツン・ミア)氏 (WeWork渋谷スクランブルスクエアで撮影)

「2歳と4歳の子どもがいて、時短勤務をしています。メンバーに負担をかけてしまうのではと不安でしたが、拍子抜けするくらい“普通に”受け入れられて、本当に働きやすいですね。2回目の産休を取得したときもそうでしたが、自然にお互いをフォローし合う会社だと実感しています」

子どもが急に熱を出したときなども、柔軟に在宅勤務に切り替えることが可能だという。

「集中したい作業のとき、あえて在宅勤務を選ぶこともできます。10年前には考えられない変化ですが、Web会議システムが整ったり、チャットボットで社内の問い合わせができるようになったりと、業務環境が進化したおかげですね」

出産、育児を経ながらキャリアアップも実現した。入社時はスマートフォンのアクセサリーを海外から仕入れる業務に携わっていたが、「開発をやりたい」という希望がかないIoT事業の立ち上げから参加。19年9月に予約販売した人気アニメ「ガールズ&パンツァー」とのコラボレーションによるスマートロボット掃除機は、予約開始直後に完売という成果も上げている。

「IoT製品は、子育てで手が離せないときにとても便利だと私自身も痛感しています。子育てママをサポートできる楽しい製品をこれからも生み出したいですね」

入社前は日本企業に対し、承認の煩雑さなど保守的なイメージがあったと振り返る鄭氏。しかし、現在の職場は、しっかりと物事を詰める堅実さがありながら、裁量権を与えられて自由に働ける環境だという。

「外国人だからと働きにくさを感じることはまったくありません。それよりも、いつでも積極的に取り組む重要性を日々感じています。仕事ですからいろいろなトラブルもありますが、みんな前向きなので、気持ちよく働けることがうれしいですね」