マツダ、次期デミオはより"稼げる"車に

ディーゼルでリッター29キロ超、14年度投入

ついにデミオがフルモデルチェンジへ――

マツダはスイスで開催されているジュネーブモーターショーで、コンパクトカーのコンセプトモデル「マツダ跳(HAZUMI)」を公開した。主力のコンパクトカー「デミオ(海外名Mazda2)」のフルモデルチェンジ車として、2014年度下半期以降に国内外で発売する見通しだ。デミオのフルモデルチェンジは2007年以来で、4代目となる。

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現行のデミオ(撮影:尾形文繁)

跳の外観は、2012年以降の新型車「CX-5」「アテンザ」「アクセラ」から採用している新統一デザインを採用。現行モデルと比べると、よりスポーティで躍動感のあるものとなっている。

全長4.07メートル、全幅1.73メートル、ホイールベースは2.58メートルと、現行車種(各3.90メートル、1.69メートル、2.49メートル)より一回り大ぶりだ。

エンジンには、新たに開発した排気量1.5リットルのディーゼルを採用した。マツダはすでに市場投入している2.2リットルディーゼルエンジンと同様に、低回転からでも力強くスムーズに加速すると説明している。

アイドリングストップ機能や、減速エネルギー回生システムも搭載し環境性能も向上。二酸化炭素の燃費は、走行1キロメートル当たり90グラム以下という。軽油1リットル当たり29キロメートル以上になる。現行車にディーゼルがなく、欧州と日本では計測基準が異なるので比較はできないが、大幅な燃費向上を遂げていることは間違いない。

主力車種のプラットフォームを共通化

マツダの現行車では、環境性能の高さを売りにしたディーゼルがヒットしている。もともとディーゼル車が好まれる欧州だけでなく、日本でもCX-5やアテンザはガソリンモデルよりディーゼルモデルの販売比率が高い。マツダ跳に搭載された新型ディーゼルエンジンも、ハイブリッドを持たないマツダにとって差別化の大きなポイントだ。

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後ろから見た「マツダ跳」

またプラットフォーム(車台)には、CX-5から導入している「スカイアクティブ」を全面的に採用した。これは、アテンザやアクセラなど異なるクラスの車種とも基本構造を共通化して、部材の共通化や生産システムの標準化を進めたものだ。

生産効率の向上により、既存モデルよりも1台当たりの利益率が高くなっており、1ドル80円以上の円高水準で輸出しても利益が出る。

デミオがスカイアクティブに切り替われば、主力車種のプラットフォーム共通化が完了する。2013年度は過去最高益を見込むマツダ。次期デミオを発売すれば、来年度以降の業績拡大に弾みがつきそうだ。

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