「多様な人材×チームワーク」がDX実現の近道 世界の先進企業が活用する「Jira」がサポート

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経営者が率先してDXを実践できるカルチャー醸成に取り組むべき

市場の変化は激しく、商品サイクルは加速している。ユーザーは商品の機能よりも商品によって得られる経験に価値を見いだすようになっている。技術ありきではなく、ユーザー体験を実現するために技術を活用するという、これまでとは別のアプローチが求められているのだ。

「大切なのは、アイデアをプロトタイプ化し、スピーディーなサイクルで繰り返して商品やサービスの完成に導く『デザイン思考』です。しかし、デザイン思考だけ取り入れても、実際にサービスを生み出し、リリースするところまで行き着くのは難しい。小さくサービスをつくって試し、お客様からのフィードバックを基にアジャイルに変更していく必要があります」とハリントン氏は語る。

「アジャイル」というとソフトウェア開発をイメージするかもしれないが、最近ではセールスやマーケティング、さらには人事など、ビジネスのさまざまな場面で「アジャイル」の手法が活用されているという。

「当社の『Jira』をはじめとする製品群は『アジャイル開発』や、アジリティーの高い仕事の進め方を支援するものです」

当然のことながら、アトラシアンでは世界に広がる4000人のスタッフたちが自社のツールを使ってコミュニケーションをし、膨大な数のプロジェクトを進めている。

「お客様の情報はもちろんのこと、ミーティングで発言された内容、アイデア、意見、プロジェクトの進捗や担当などがすべてオープンに共有されています」

このため、引き継ぎなどの際にも簡単に現状を把握できるわけだ。しかし、「DXの実践に向けて、まずはツールやテクノロジーを導入しようという議論になりがちですが、ツールはあくまでも変革を補完するための道具にすぎません」とハリントン氏は指摘する。「DXとはテクノロジーのことではなく、不確実性の高い時代に対応するために企業文化や風土を含めて企業全体を変えていく取り組みです。当社では、企業カルチャーを変える方法についても、ガイダンスと実践ワークショップを『Team Playbook』として無償で提供しています。課題を抱える皆様に、ぜひご活用いただきたいです」。

ハリントン氏も自ら経営者という立場から、日本企業がDXを実践できるカルチャーを醸成するためには経営者自身の意識改革が必要だと指摘する。トップ自らが、社員の誰もが安心して思い切り力を発揮できる環境を整えることができるかどうかが、今後の企業の生き残りのカギを握っていると言えるだろう。

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