社員の知的欲求の見える化で最適な人材戦略を

キャリア開発に生かす新たな教育システム

ニトリが全社員分永年プランの導入を決めた理由

なぜ「グロービス学び放題」を導入することで人材マネジメントが可能となるのか。それは、学習履歴から本人の興味や関心、スキルを把握することで、キャリア志向をリアルタイムでつかむことができるからだ。

「グロービス学び放題」を導入し、人材配置に生かしている企業として、ニトリがある。ニトリでは19年2月、「グロービス学び放題」の永年プランを全社員分、約5000アカウントを導入した。導入を決めた理由をニトリホールディングス組織開発室の永島寛之氏はこのように語る。

ニトリホールディングス
組織開発室室長
人材教育部マネジャー(兼任)
永島 寛之

「当社は18年度末で576店を展開し、売上高は約6081億円です。しかしこれに満足することなく『32年に3000店舗、売上高3兆円』という高い目標を掲げ邁進している真っただ中にあります。これを達成するには従来のオーガニック成長だけでは不十分。M&Aやグローバル展開、IT活用によるリテールテックなど従来にはない取り組みが必要ですが、その知識は社内にないので学習が不可欠だと考えました。また、当社では創業より『多数精鋭』という方針をとっており、その実現のための『学びのインフラ』も整備する必要がありました。そしてもう1つの狙いが学習データの活用です。ニトリでは数年おきにさまざまな部署に異動をする配転教育を行っています。その基準としているのが業務評価と本人の自己申告ですが、これだと情報が少ない。しかし『グロービス学び放題』で皆さんが学んだデータがあれば、その人が本当に興味を持つものが見えてきます。そこで学習データと今年12月に導入を予定しているタレントマネジメントシステムと連動させて、配置転換に活用するよう設計をしているところです」(永島氏)

学習意欲のある社員への機会提供とともに、将来は学習の仕方や頻度などの学習行動データからコンピテンシー(高い業績・成果につながる行動特性)を探索するデータとしても使えるのではないかと、永島氏は期待を寄せる。

経営環境が大きく変化する現在、企業では働く社員にもスキルの変革や視野の拡大が求められる。その手段として「グロービス学び放題」は最適であると同時に、デジタルで記録された学習データはピープルアナリティクスに活用できるというわけである。

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人事が確認できる学習進捗管理画面。受講者の受講コース、修了数、ログイン回数など、学習状況をリアルタイムに把握することが可能

グロービスではサービスをより向上させるためにエンジニアやデザイナー、データサイエンティストなどの人員を大幅に増員し、「グロービス学び放題」のスタッフ数もサービス開始当初よりかなり拡大している。

「現在、開発を検討しているのが新たなレコメンドエンジン。多種多様なコンテンツの中から一人ひとりが目指しているキャリアに最適な学びをご案内して、最短距離で目標に到達できるようにしたい。また、『グロービス学び放題』は18年1月に中国版をリリースし、今後は英語版もリリースする予定です。全世界、とくにアジア圏の企業にも価値提供を拡大していきます」(井上氏)

「学びのインフラ」として社員のビジネス基礎力を上げ、データを通じて人材戦略を最適化する――学ぶことが人生の可能性を大きく切り拓くように、「グロービス学び放題」が組織を伸ばすポテンシャルは計り知れない。

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