「三菱UFJ銀×帝京大」異色タッグの狙い

大学は、先進的でなければ説得力がない

冲永 銀行も含め、世の中の仕事の仕方がこれだけ大きく変わってくる中で、大学も大きく変わっていく必要があると考えています。将来を担う若者を育成するという立場からすれば、むしろ先駆けて新しいものを取り入れていかなければ説得力がないはずです。

事務作業の効率化をはじめとする業務改善は、今や大学にとって必須と言っていい。最新のテクノロジーによって効率化を実現できるなら、積極的に取り入れていきます。少子化の波で大学は厳しい経営環境に置かれていますが、できることはまだまだたくさんあると思っています。

三菱UFJ銀行 専務執行役員
法人・リテール部門副部門長
加藤 昌彦

加藤 当行も、大学の課題解決に役立つべく、助言や提案に当たる専門チームを設置しています。例えば、大学改革に欠かせない人事制度改革や、留学生の増加に伴う外貨による留学奨学基金の設立などさまざまなサポートが考えられます。

冲永 キャッシュレス化はどうでしょうか。学生の注目度は高いと思います。

加藤 はい。将来的には大学内の完全キャッシュレス化も視野に入れています。例えばQRコード決済、あるいは使いすぎる心配のないデビットカードなどを使って、学生の利便性向上を図っていきたいです。最近は、社会人や留学生が増えるなど大学入学者の多様化も進んでいますよね。そこで生まれてくるさまざまなニーズに応えながら、よりよい大学経営のサポートをしていきたいと考えています。

銀行が大学に総合的なサポートをしていく

冲永 未来の大学運営を考えるとき、教育研究力の強化は当然として、外部組織との連携力もブラッシュアップしていかなければなりません。そうした意味では、今までの大学の概念を超えた取り組みが重要になると考えています。

また、それを実行するためにもしっかりとした財政基盤は欠かせません。資産活用も、学校法人の生き残りに向けた大きなテーマだといえるでしょう。世界に目を向ければ、米国の大学は資産運用の面で日本よりかなり先んじていますね。

加藤 日本の学校法人はこれまで、どちらかというと資産運用には消極的でした。しかし、低金利時代が長引く中で、新たな取り組みも必要となっています。当行はグループを挙げて、大学としての運用規定の策定やリスク管理のほか、中長期の資産運用や遊休地の活用など総合的なサポートを行っていきたいと考えています。

冲永 私たちも業務効率化に取り組んできた中で、銀行が保有するたくさんのリソースは非常に有効だという実感があります。

最新テクノロジーの活用やリスク管理にも、強固な体制を整えていますよね。これからは大学も、つねに新しいことに挑戦するという姿勢を忘れてはならない。その意味でも、金融機関のサポートを活用することは1つの方法だと思っています。

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