「先回り消臭」が接客業界で選ばれている理由 整体、採寸…「接近戦」サービス2社に聞く

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「BRICK HOUSE by Tokyo Shirts」では、在庫整理や陳列といった力仕事もこなすため、ニオイケアは欠かせない

高温多湿で、日常的な動作だけでも汗をかいてしまう日本の夏。クールビズが浸透してきたとはいうものの、ビジネスにおいては、スーツや制服などを着用しなければいけないシーンもあり、いつも以上に身だしなみに気を使う必要がある季節である。とくに、営業や接客といった職種では知らず知らずのうちに、相手に不快感を与えてしまう可能性もある。蒸し暑いシーズンでも、爽やかさをキープするにはどうすればいいのか。「整体」と「シャツの採寸」という「顧客との接近戦」を避けられない2つのサービス企業の例を参考に見てみよう。

持てる実力を最大限発揮するために

カ•ラ•ダファクトリー 渋谷宮益坂下店 店長
木村 鉄兵

延べ施術実績1300万人以上(2019年2月現在)を誇る、整体・骨盤調整の「カ・ラ・ダファクトリー」。整体師はまさに人と触れ合う業種だが、身体に直接触れて施術するとともに、最適なコミュニケーションを取ることでも利用者の満足度を高め、リフレッシュ・リラックス効果を提供している。

「そのためには、当然ニオイにも気を配っています」と話すのは、カ・ラ・ダファクトリー渋谷宮益坂下店店長の木村鉄兵氏だ。企業方針として整理・整頓・清掃・清潔・しつけの「5S」が徹底されており、白衣の洗濯や歯磨き、制汗剤の使用などのニオイケアが日々なされている。

「風通しのいい職場であることも一役買っています。一般的にニオイの問題は指摘しづらいですが、スタッフ同士気兼ねなく言葉に出せる関係性を構築できています」

ニオイケアをさらに強化する目的で導入されたのが「リセッシュ除菌EX」だ。使い始めてから、汗臭さを感じる機会が驚くほど減ったという。

「一日の業務が終わって白衣を脱ぐとき、これまで制汗防臭剤などを使っていても、やっぱりムワッとした空気と多少の汗臭さがあったんです。しかし『リセッシュ除菌EX』を使うようになった今では、脱衣時にそうした不快感がないことに気づかされます」

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