RPAとAI技術が創り出す働き方の新標準 デジタルワークフォースの活用を考える

拡大
縮小

お客様講演1
楽天のRPAプラットフォーム構築事例
~RPAnization(RPA化)の取り組み~

楽天
コーポレート情報技術部
シニアマネージャー
内藤 しのぶ氏

高付加価値ビジネスへの人員シフトを目指す、楽天の内藤しのぶ氏は、Blue Prism選定理由に、エンジニアとの親和による保守性の高さと、開発環境数が多い同社に合ったライセンス体系を挙げた。事業部ごとにITチームがある同社は、RPA導入を主導するコーポレート情報技術部の開発とともに、各事業部主導の開発もルールを決めた上で推進。2018年4月から12月までに100プロセスの構築を達成した。留意点では、一般的なシステムと違いエラーも起こるRPAへの期待が過剰にならないよう調整すべきなどと訴えた。

お客様講演2
完全内製で実現したRPA化への取り組みと効果

昭和リース
営業サポート部門
オペレーション企画管理部 部長
藤本 裕哉氏

事務職を総合職に転換して営業力を強化するため、RPAでバックオフィスを効率化した昭和リースの藤本裕哉氏は、Blue Prismの「本番環境で同時実行可能なロボット数にのみ課金するという柔軟なライセンス体系」を高く評価。構築・運用は、研修を受講した一般社員が、パートナー企業の支援を得ながら担当。17年11月以来、処理時間の長い業務からRPA化し、19年1月までに56業務で198ロボットを「内製」で稼働させた。「プログラミングのスキルがなくても開発は可能。実現したい業務イメージの明確化が大事」と語った。

お客様講演3
荏原製作所の標準ポンプ国内事業改革
―Blue Prismの活用と先端技術への取り組み―

荏原製作所
グループ経営戦略統括部
デジタル推進責任者
籔内 寿樹氏

荏原製作所の籔内寿樹氏は、顧客対応により比重を移す営業への改革を目指し、営業担当が行っていた見積もりなどの業務をバックオフィスに集約、RPAの活用をした。さらにクラウド型CRMに合わせる形で業務自体も標準化することで、RPA活用を推進。19年1月より、社内に散在するIT、データ、業務プロセスが新組織として再編された。ERP失敗の原因になるアドオン(拡張機能)開発を抑制するRPA活用も視野に入れる。「業務システムのログを分析するプロセスマイニングも、RPA導入業務の選定に使える」と展望した。

お客様講演4
双日のRPAへの取り組み
1年間の成果と課題

双日
ビジネスイノベーション推進室
RPAチーム
チームリーダー
石井 俊樹氏

双日の石井俊樹氏は2年前からボランティアチームでRPA導入に取り組んできた。「まずはスモールスタートで」と在籍部署で実施したデスクトップ型ツールによる業務自動化に社内から反響があり、本格展開に着手。社内統制から外れた「野良ロボ」を防ぐ仕組みがあり、製作したロボットを部品として再利用できる長所からBlue Prismを選んだ。頻繁な説明会やロボットのお披露目、設計図となる業務手順書のテンプレート化など、現場の認知、活用を促進し、「本社だけでなく、順次海外を含むグループ会社での導入も進めたい」と語った。

エンタープライズRPA
基幹系システムへのBlue Prism活用

Blue Prism
ソリューションコンサルティング
部長
志村 裕司氏

Blue Prismの志村裕司氏は、RPAを導入する日本企業は増えているが、セキュリティー不安などから重要業務に適用できず、稼働率も低いといった理由で、期待したほどの効果が上がらない現状を指摘。「セキュリティーが確保され、自律復旧で安定稼働する特長を持つ」同社製品が、課題に対処できると述べた。また、基幹系システムのカスタム要件のアドオン開発に代わる選択肢や、APIのない企業システム間の連携ハブとして、RPAの利用を提案。「適用可能性を広く考えてほしい」と訴えた。

パートナー戦略、サポート体制
パートナー企業によるBlue Prismの取り組み

ファシリテーター:
Blue Prism
マネージングディレクタージャパン
千原 寛幸氏

Blue Prismの千原寛幸氏の司会でパートナー企業8社が登壇し、それぞれ特長をアピールした。

お問い合わせ