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「大学中退者は忍耐ない」と判断するのは早計だ 就職支援を経て「戦力になる人材」に変貌する

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  • 田宮 寛之 経済ジャーナリスト、東洋経済新報社記者・編集委員

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ジェイックの「セカンドカレッジ」では、面接の受け方やビジネスマナーといった中退者支援講座を行う。写真は「飛び込み営業」のロールプレイングの様子(撮影:大澤誠)

人手不足が続く中、2019年卒の大学生の就職内定率は過去最高の水準にある。文部科学省と厚生労働省が公表している就職内定状況調査によると、2月1日時点の大卒の内定率は91.9%で、97年の調査開始以来、過去最高の水準となっている。最近は大学生を採用できない企業が高卒採用に注力しており、高校生の内定率も上がっている。昨年12月末時点の内定率は91.9%と9年連続で上昇、バブル期の1990年度に迫る高い水準だ。

空前の売り手市場と言える状況の中、就職に苦しむ若者達もいる。それは大学の中途退学者だ。

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「不真面目」「忍耐力がない」……。大学中退者にはマイナスのイメージが強く、多くの企業が中退者の採用に消極的だ。また、大学も既卒者であれば熱心に支援をするが、中退者支援はほとんど行っていないのが現状だ。こんな八方ふさがりの中退者を支援しているのが、就職支援事業を手掛けるジェイック。同社の中退者支援プログラム「セカンドカレッジ」は29歳以下で正社員として働きたい中退者を対象にした就職支援プログラムだ。

「飛び込み営業」の実習で自信を持たせる

セカンドカレッジは3週間に1回開催され、期間は7日間。時間は朝9時30分から夕方17時30分までと、普通の会社の勤務時間と同様の時間帯に設定されている。内容は面接の受け方やビジネスマナーのほか、「飛び込み営業の実習」もあってかなりハードだ。これを乗り越えることで自信を持つことができる。

とくに飛び込み営業は、精神的負担はかなり大きい。その分、やり遂げたときの達成感が大きいようで、参加した26歳の男性は「1日で100社以上訪問したことで自信がつき、その後の面接も怖くないと思えるようになった」という。

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【就職後の定着率も重視】

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