企業に人気、三井不動産の「進化系オフィス」 規模を自在に変化。新たなビジネス創出も

ビルディング本部
ワークスタイル推進部
ワークスタイリンググループ
統括
細田 知子
「ワークスタイリング」の多拠点型シェアオフィス「ワークスタイリングSHARE」は10分単位の従量課金制で利用でき、電源やインターネット環境、テレビ会議環境などはもちろんのこと書籍やイベント情報も提供している。こうしたサービスが多くの企業から支持され、現在全国35カ所に拠点を展開し、契約企業300社超、月間約5万人が利用するまでに発展している。そして18年からは新たなサービス「ワークスタイリングFLEX」としてサービスオフィスの展開も開始した。
「新規事業のプロジェクト用に短期間だけオフィスを使いたいというご相談にお応えするサービスとして始めました。1席単位で契約いただく『ワークスタイリングFLEX』のサービスを併設している拠点は現在4カ所あります。『ワークスタイリングFLEX』をご契約いただくと全国35カ所の『ワークスタイリングSHARE』のサービスもご利用いただけます」(細田氏)
利用企業同士のマッチングで生まれる新たなビジネス

「ワークスタイリング」では、ビジネススタイリストが利用企業同士のマッチングやコラボレーションをサポートしたり、さまざまな分野の専門家(テーマエキスパート)とのマッチングをサポートするサービスも開始している。実際、「ワークスタイリング」の各拠点では、利用企業が新商品の展示やイベントを行い、そこに別の利用企業が参加したり、新たなプロジェクトが派生的に進んでいるといった事例も出ている。三井不動産は今後、さらにサービスを改善、強化していきながら2020年度までに全国50拠点を展開する計画だ。

新しい発想、新しいコラボレーション、新しいビジネスが生まれる拠点にもなりうる。「ワークスタイリング」とは、そんな大きな可能性が感じられる新しいシェアオフィスといえる。