次代まで続く「本物志向」の資産形成 求められるのは街の価値まで高める土地活用

高級ホテルのような地域のシンボルとなる建物
樹木のすき間から落ちる木漏れ日や、葉のすれる優しい音。心が落ち着く自然の風情に誘われるように敷地内に進むと、高級ホテルのような趣あるエントランスが出迎える――。一般的に思い浮かべる賃貸住宅とは一線を画すこの『ベレオ』は、重厚な外壁が彩る堂々とした佇まいで、建物周囲に配された植栽とともに街の中でもひときわ目立つ存在だ。

経営するオーナーは、相続税対策から賃貸住宅の建築を計画された。「本物志向」かつ「思わず住みたくなる」ような建築を要望され、デザイン、素材、間取りにおけるライフスタイル提案などさまざまな工夫を施した建物になった。

最も印象的なのが、冒頭に記したようなアプローチやエントランス、中庭など共用部のクオリティだ。道路から奥深く取った緑豊かなアプローチ、石や珪藻土をつかった和風のしつらのエントランスホール、そして趣のある中庭。分譲マンションでもなかなか見ないぜいたくな空間は圧巻のひと言だ。
建物のクオリティの高さは完成後すぐに周辺の評判になり、相場より高い賃料設定ながら完成とともに入居希望者が急増。引き渡し後1カ月で全室契約が完了し、現在も入居率100%を継続している。
また、地域のシンボルとなる存在感ある建物が周辺にも影響を与え、新たな建物が増えるなどエリアの活性化にもつながった。
短工期で精度の高い施工
この『ベレオ』のように、緑豊かな外構や自然と調和する敷地計画は積水ハウスの得意とするところ。地域の生態系に配慮した在来種の植栽を推進する独自の取り組み『5本の樹計画』の実施により、暮らす人の満足度を高めながら、地域環境や街並みへの貢献にもつなげている。