とくしまビジネスマッチングデーin東京 徳島県企業誘致・UIJターンイベント

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LEDやICT、クリエーティブ関連企業や、サテライトオフィスの集積を推進する徳島県での事業展開を促す「とくしまビジネスマッチングデーin東京」が東京・港区で開かれた。県内立地企業の経営者による徳島での先駆的な取り組みや今後の事業展開に関する講演、知事によるトップセールスのほか、企業誘致、就職、移住、創業、事業承継のマッチング・相談イベントも開催。交流会では、県内の食材を使った料理も味わってもらい、徳島の魅力を伝えた。
主催:徳島県
   公益財団法人とくしま産業振興機構
後援:一般財団法人日本立地センター
   日本政策投資銀行四国支店
   四国経済産業局
協力:東洋経済新報社

開会挨拶

徳島県商工労働観光部
部長
黒下 耕司

徳島県の黒下耕司・商工労働観光部長は「LEDバレイ構想」の下での世界最大級のLED生産拠点と、全国屈指の光ブロードバンド環境を生かし、LED関連企業150社超、サテライトオフィス60社超が集積している徳島は「地方創生のモデルとして全国から注目されています」とアピール。企業誘致及びUIJターンのマッチング・相談イベントへの参加を呼びかけた。

県内立地企業(製造業)の講演
徳島県から全国へ
~ニッチトップ企業の実現~

日本フネン
代表取締役社長
久米 徳男

徳島県内に本社工場を含む三つの工場を持ち、ドア製品などを手がける日本フネンの久米徳男氏は、事業展開について説明した。同社の防火性、防音性、断熱性、防犯性、デザイン性などに優れたドアは、マンションなど集合住宅向けに提供している。また、ビル外装やエクステリア向けの窯業製品、信号機用のLED電球などの環境製品も展開。小集団組織の中で社員一人ひとりが採算性や生産性を追求する「アメーバ経営」を導入して「オンリーワン企業を目指す」ものづくり企業として活躍している。2024年に創立50周年を迎えることから「新たな日本フネンを目指す」とした久米氏は、社員、取引先、顧客、地域社会、株主らすべてのステークホルダーに配慮する「共感経営」を掲げている。働く喜びや人間的成長を大切にするCSR、コンプライアンスやBCP(事業継続計画)、健康経営、スマートファクトリー化やスマートフォンで制御するデジタル・ドア・ロックを含めたIoTと、多様な視点を持った経営で「市場に求められ、愛され続ける企業になる努力を続けている」と語った。

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