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欧州経済のけん引役・ドイツNRW州で見出す
日本医療機器産業のチャンス

NRWジャパン

医療産業強化に必要な優れた海外拠点

日本にとって、医療産業はアベノミクスによる経済成長戦略の重要な柱だ。しかし、日本の医療は、健康保険制度の枠内という市場の制約などもあり、技術進歩や社会のニーズへの即応が難しい面も指摘される。高度医療機器領域の新製品では、安全審査申請の約8割が海外製品というのが実情で、日本企業はその技術力を活かしきれていないのだ。

医療産業強化のためには、海外に出て、実用化に向けた技術を鍛えることも重要だ。NRWジャパンの支援で同州に進出した筑波大学発のベンチャー企業、サイバーダインは、開発したロボットスーツによるリハビリ臨床試験を現地で進め、一部の労災保険の適用も受けている。

マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社
ヘルスケア担当パートナー
Dr. アクセル・バウアー

マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社ヘルスケア担当パートナー、アクセル・バウアー氏も「国内市場の制約がある日本の医療産業はグローバルビジネスとして成功する必要があります。そのためには、ヘルスケアへの需要が高く、重要なプレーヤーが多く、イノベーションも速い欧州市場を避けて通ることはできません」と訴える。ドイツ出身のバウアー氏は、中でもNRW州の優れた事業環境に注目。約900社の医療技術関連企業に約2万5000人が従事、全独の20%の大規模病院が集中するNRW州のポテンシャルの高さを指摘した。

イノベーションを生むNRW州の優れた環境

アーヘン工科大学応用医療工学研究所
心臓生体組織工学チームリーダー Prof . 医学博士
シュテファン・ヨッケンヘーフェル

海外でイノベーションを進めるには、現地の高度な技術が欠かせない。NRW州の大学や研究機関が持つ先端技術は、日系企業が進出する際の決め手ともなる。卓越した研究業績を上げるアーヘン工科大学で、応用医療工学研究所心臓生体組織工学チームリーダーを務めるシュテファン・ヨッケンヘーフェル教授は、医学と工学の連携による最先端の再生医療に取り組んでいる。

「人は“繊維”でできている」と言うヨッケンヘーフェル教授のグループは繊維工学、生体組織工学、医学の技術を融合させ、繊維状に細胞を培養する革新的なスキャフォールド(培養の型枠、足場)を使い、高い強度の繊維状内部構造を持った心臓弁、心臓血管などの生体医用材料を作る技術を開発。特許を取得して、他の血管や、気管、食道などを拡張するため、狭窄部の内側に留置するステントへの応用も進める。ヨッケンヘーフェル教授は「ブレンドが最高のものを生み出す」と、日本企業との協力関係にも期待した。

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