腰痛と集中力に悩む人に話題の坐骨イスとは 名門校や企業がこぞって導入

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前出のトレイン・長谷川氏は語る。

「かつて日本人が自然に身に付けていた”良い姿勢”を分析すると、『体への負担が最小限で、最も効率的に動かすことができる状態』でした。そのために必要なのが、『坐骨』の2点で座り骨盤を立たせること=『坐骨座り』なのです。坐骨で座る→骨盤が立つ→背骨が理想的なS字カーブを描いて安定する→腰への負担が軽減、という仕組み。『アーユル チェアー』は、座るだけで自然とこの正しい姿勢へと導いてくれるのです」

「アーユル チェアー」の座面は通常のオフィスチェアーの約3分の1。これをまたぐように座ると自然と坐骨2点で座ることになる。この時に、お尻を突き出す感じで深く座るのがポイント。背もたれの代わりに付いている「腰あて」が、立てた骨盤を支えて正しい姿勢を維持するのを助けてくれる。また、適度な弾力を持つ座面は、坐骨で座る感覚をつかみ姿勢の安定にも役立つ。無理せず楽に、体にとって負担の少ない座り姿勢がとれる「アーユル チェアー」。正しい姿勢を保つことで、インナーマッスルにもアプローチし、座るたびに「ながらトレーニング」ができるイスでもあるのだ。

姿勢の重要性を提唱する多くの医師やカラダの専門家が注目する理由がおわかりいただけただろうか。

正面と横から見た、正しい姿勢

さらに、骨盤が立って姿勢が整うことで胸が開き、深い呼吸が得られるようになると、集中力も向上するというのだ。

シー・イー・シーが、オフィスワーカー10人を対象に約2週間にわたる実験を行った。まばたきや姿勢のブレなどから集中力を計測することができる機器「JINS MEME」を用いて計測したところ、「アーユル チェアー」に座ると一般的な椅子に比べて仕事中の集中力がおよそ35%向上したという結果が得られている。

そしていま、この「アーユル チェアー」を企業や学校が次々と採用している。

慶應義塾高等学校、成蹊大学をはじめとする数々の名門校、早稲田アカデミーIBSなどの進学塾や学習塾、JINSが手がける最新ワークスペース「Think Lab」、DeNA、UHA味覚糖、といった大企業、そして、ロンドンのメトロポリス・スタジオ、さらにテレビでも人気の僧侶・井上広法氏が副住職を務める浄土宗光琳寺の本堂には床置きタイプの「あぐらイス」が導入されたそうだ。

また、2018年7月には、医師・医療関係者で構成される日本健康医療学会から日本の健康医療に役立つ製品に与えられる「健康医療アワード」を受賞。およそ3000品目の中から「アーユル チェアー」を含む、5品目が受賞した。

多くの医師や整体師など、カラダの専門家たちが推奨の言葉を寄せる「アーユル チェアー」。その一部を紹介しよう。

「腰痛は、良質な治療だけでなく、日常的に体の状態を悪化させない習慣を身に付けることが重要。『アーユル チェアー』は、座るたびに姿勢を正す機会を与え、正しい意識づけができるイス」(順天堂大学医学部教授/日本体育協会公認スポーツドクター・小林弘幸氏)

「『アーユル チェアー』は、座った時に背筋が伸びて心地よささえも感じられる。これが身に付くと、普通のイスに座った時にも体が坐骨で座ろうとします」(洗足整形形成外科 院長・伊藤大助氏)

2005年の発売から15年目を迎えた「アーユル チェアー」の快進撃は止まらない。

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