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こんなところにも商社が……
ミネラルウォーターから人工衛星まで
ビジネスパートナーとしての底力

  • 制作:東洋経済企画広告制作チーム
日本貿易会会長 槍田松瑩

外国の顧客と話をする時に申し上げるのだが、商社という業態は世界でも日本にしかないユニークなビジネスモデルだ。しかし、具体的に商社が何をしている会社なのかと問われると答えに窮する人が多い。その理由の一つは商社の果たしている機能と役割が時代と共に大きく変化しているからだ。

商社というと輸出や輸入などの貿易業務を連想する人が多いが、現在の商社はさまざまな事業に投資し、投資した事業の運営にも深く関わるようになっている。もはや、一昔前の商社のイメージでは現在の商社を語ることはできない。

また商社のビジネスは、しばしば「ミネラルウォーターから人工衛星まで」と言われるように、取り扱う製品やサービスの分野が極めて幅広い。多種多様なビジネスを展開することで、さまざまな視点から産業のバリューチェーン全体を眺め、いろいろな組み合わせや結びつきを新しく作りだし、お客様や社会のニーズに迅速且つ柔軟に対応していける。

日本貿易会は海外との貿易や事業投資に従事している企業が集まっている業界団体だが、分かりにくいと言われる商社の活動内容を広く社会に説明する機会を積極的に持とう、との意図で、本日のシンポジウムを企画した。

サブタイトルは「産業の『プロデューサー』としての商社の機能と役割」としたが、プロデューサーというのは、本来、映画やテレビ番組の制作において、企画から完成まで、運営責任を持って作品を作り上げる人を指す。作品づくりというプロジェクトの様々な業務において、スポンサー、監督、役者などと共に手掛けて行く大変重要な役割を果たしている。

商社も、経済的、社会的なニーズを把握して事業企画を提案、ビジネスパートナーとチームを組んで、事業資金を確保して実行する集団だ。幅広い視点でプロジェクト全体を導いていく、まさに映画の「プロデューサー」のような役回りを担っているのではないかと思い、このようなタイトルにした。

本日のシンポジウムで、商社ビジネスの全てを紹介できるわけではないが、あんなところにも商社が関わっていたのか、こんなところにも商社がいるのか、なにか面白いことが一緒にできるのではないか、そのようなことを思って頂けたら幸いだ。