肌あれやシミの原因になるNG洗顔法とは? 大人の肌を整えるスキンケア

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こうしたゴシゴシ洗いによる弊害は、近年スキンケア用品としてすっかり定着した「洗顔シート」でも起きやすい。爽快さも手伝ってつい力強くこすりがちだが、これではやはり肌を傷めてしまう。あくまで、優しく拭き取る程度にとどめておきたい。また意外と盲点なのが、洗顔後のタオルによる拭き取り。せっかく、洗顔時に気をつけて優しく洗っても、洗顔後にゴシゴシやってしまうと、ダメージを生んでしまう。

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働き盛りの30~50歳代男性の約4割が洗顔料を使用していないことがわかった

そしてもう一つ、男性がやってしまいがちな肌の悪習慣が「日焼け」だ。ゴルフや海に行った際に日焼け止めを塗る人は多いが、日常から紫外線対策をしている男性は多くない。しかし、ゴルフや海などのわかりやすいシチュエーション以外でも、紫外線を大量に浴びる場面は意外とある。それがシミや乾燥、肌トラブルを誘発するのだ。

ではこうした状況を踏まえ、男性がスキンケアを行うにはどうすればいいのか。小島氏がスキンケアの“三本柱”として挙げるのが、「洗浄」「保湿」「紫外線対策」だ。

「まずは汗や汚れをきちんと洗浄し、肌をリセットすることです。ただし前述のとおりゴシゴシ洗いは肌を痛めるので禁物です。そこで重要なポイントとなるのが、洗顔料の泡をしっかり泡立て、なでるように優しく洗うこと。泡が手と顔の間でクッションとなって機械的な刺激を和らげ、またしっかり泡立てることで汚れも落ちやすくなるので、力を入れる必要がなくなります。そして洗顔後はタオルで強く拭かずに優しく拭き取り、必ず保湿ローションやクリームで保湿しましょう。汚れをしっかり落としてリセットすることで、保湿効果も高まります。この洗顔&保湿のセットを、朝と夜の1日2回行うのが理想です」(小島氏)

夏場以外の紫外線対策、ちゃんとしてますか?

三本柱のもう一つ、紫外線対策に関しては、まずは日焼け止めを身近な存在にすることがキモになるという。

「いきなり女性と同じように毎日日焼け止めを塗りましょうというのは男性にはハードルが高いので、まずは紫外線に長時間当たりそうな時だけは日焼け止めを塗ることを習慣にしましょう。たとえば営業などで屋外をたくさん歩く日や、外で長時間の作業をする日などです。冬場であってもけっこうな紫外線量になるので、夏以外でも紫外線対策は大切です」(小島氏)

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