肌あれやシミの原因になるNG洗顔法とは? 大人の肌を整えるスキンケア
ビジネスパーソンにとって人に与える第一印象で服装や髪型と同じくらい重要なのが、「肌」だ。しかし、女性と違って、世の働く男性たちのスキンケア意識はまだまだ高くなく、何げない習慣が肌のダメージを促進させていることが実は多い。スキンケアのプロが語る、多くの男性がやってしまいがちな悪習慣と、正しいスキンケア方法とはーー。
「汚れをしっかり落とそう」が逆効果に
ここ十年ほどで、男性のスキンケアに対する意識は大きく高まった。かつてはスキンケアといえば“女性がするもの”というイメージが強かったが、近年は男性でもスキンケアを行うのが普通になった。実際に街のドラッグストアをのぞいてみると、十数年前に比べ男性用化粧品の種類がかなり増え、売り場が拡大していることに驚く。
ところが、女性に比べるとまだまだ男性たちの間には正しいスキンケア法が浸透しておらず、良かれと思ってやっていることが、かえって肌を傷めているケースも少なくない。その筆頭に挙げられるのが「ゴシゴシ洗い」だと、男性用スキンケア商品ウル・オスのマーケティングを担当する小島涼太朗氏は言う。
「洗顔料をあまり泡立てずにゴシゴシとこすって洗顔する方が多いようです。実はこれ、スキンケア術をよく知る女性たちの間ではありえないことなんです。なぜかというと、こすれ等の機械的な刺激によって皮膚が傷んでしまうからです。それにより肌のバリア機能が低下し、肌あれやシミなどの原因ともなってしまいます」
とはいえ、多くの男性は、「皮脂によるギラつき」に悩まされている。汚れや脂をしっかり落とすことで、顔の脂っぽさやテカリは極力取り除いてしまいたいところだが……。
「実はゴシゴシ洗うことで皮膚のキメが乱れて、かえってテカリやすくなることがあります。きれいにしようと更にゴシゴシ洗いを続けると、皮膚を傷めてしまうことがありますので、注意が必要です」(小島氏)