ストレスほぼ「ゼロ」のスーツの実力とは? スーツでビジネスの勝敗が左右されていた
「なぜだ、なぜダメだったんだ…!」
徹夜で、プレゼン資料を作った。上司にも「この仕事は必ず決めてこい」と言われている。プレゼンの準備は完璧で、自信もあった。けれど、ダメだった……。理由がわからない――。
せっかく気合いを入れて頑張ったのに、失敗してしまう。こんな経験はないだろうか。それはスーツが原因かもしれない。
顔には出さずとも目の前のクライアントは、あなたのスーツのシワひとつで、「仕事ができない人」と判断している可能性があるのだ。都内500人のビジネスパーソンを対象にアンケート調査をしたところ、30代のおよそ80%のビジネスパーソンが、「他人のスーツのシワが気になる」と回答している。商談時に「自分のスーツのシワが気になり集中できない」と回答したのは、85%にも上る。寝ないで準備した企画書を、たった一つのスーツのシワによって無駄にするのは、何ともったいないことだろうか。
シワだけではない。窮屈で着心地の悪いスーツは、仕事のパフォーマンスをも下げてしまう。
「スーツの着心地がパフォーマンスに影響する」と答えたのは、30代の81.8%にも上る。
PCに向かうとき、ひじがこわばる。いすに座るとき、無意識にスーツの太もも部分をつまむ癖を不快に感じたことはないか。
「スーツだから、仕方ない――」そうあきらめている向きもあるだろう。
だが、1日8時間、22歳から65歳までスーツを着たとして、生涯スーツを着る時間は、およそ年間240日、8万2560時間だ。8万2560時間もの間、窮屈なスーツに体を合わせるのはナンセンスだと思わないだろうか。
何かとストレスになりがちなスーツ。そのスーツのストレスを何とか取り除くことはできないものか。