道具選びから始める、生産性アップの仕掛け 洗練された道具がもたらす、もう一つの効果

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たとえば、Windows 10 Pro搭載のNECの法人向けモバイルPC「VersaPro UltraLite タイプVG」のスタイリッシュなデザインは、そうした顧客の声を反映したプロダクトと言えるだろう。

薄さ約16.9ミリ(突起部含まず)、質量約769g(リチウムイオンバッテリ(M)搭載時)という軽量&薄型でありながら、ボディは天板と底面にマグネシウムリチウム合金を、キーボード面にもマグネシウム合金を採用している。

「Windows 10 Pro搭載の法人向けモバイルPC「VersaPro UltraLite タイプVG」

また、タッチパネルにスリムベゼルを採用しボディをコンパクト化。タッチパネル&キーボード部が360度開閉し、タブレットPCモードへのスムーズな切り替えができる。

「企業の役員の方がお客様先のトップを訪問され、自社の事業などを説明するような場面などで、スマートにさっと取り出して使えるといったコメントも頂戴しています」と開発担当者は明かす。

経営層が率先して新しいツールを活用し、その効果を実感する意義は少なくないだろう。現場に対しても新しい仕事の環境を用意することは、業務効率の向上や柔軟な働き方に取り組んでいるというメッセージを送る機会にもなるのではないだろうか。

「タイプVS、タイプVGともに、当社の顔認証PCセキュリティソフトウェア 『NeoFace Monitor※』に対応しています。パスワードを入力しなくても、カメラに顔を向けることで端末へログオン、ロック解除が可能です」(開発担当者)
※セレクションメニューで選択、または別途購入が必要です。

長いパスワードを入力したり複雑なパスワードを考えたりする必要はない。まさにプレゼン時などにさっと取り出して使うことができるだろう。

「働き方見える化サービス」が可視化するのは?

働き方改革への取り組みが進む一方で、それに伴う課題も生じているのではないだろうか。そうした課題に着目し、働き方改革を支援しようとするのがNECの「働き方見える化サービス」だ。

NECの働き方見える化サービス担当者は「これまでは育児や介護などに携わる特定の人を対象としていたテレワークを全社展開しようとする企業が増えています。ところが、長時間労働の是正のために制度を導入したにもかかわらず、かえって自宅や社外で残業する人が増えてしまったということでは本末転倒です」と話す。

ただし、それを防ぐためにはテレワーク導入に伴う労務管理の難しさがある。

「課題は主として、テレワークやオフィスワークの内容が見えにくいことによって生じます。これを見える化するのが当社の『働き方見える化サービス』です」(サービス担当者)

具体的には、クラウドで勤務の申請や承認を行うとともに、PC操作状況など、客観的なデータで勤務状況を見える化することで業務効率化や隠れ残業の抑制などに生かすことができる。

また、会社や組織単位で労働時間、業務内容を見える化し、チーム内での負荷分散や業務の見直しをすることも可能だ。会議や外出、残業など、何にどれくらいの時間が使われているかも把握できる。

「当社自身もこの『働き方見える化サービス』を利用し、業務の見直しなどを進めています。今後は、長時間労働の抑制、情報の共有などの機能をさらに高めた見える化を可能にしたいと考えています」とサービス担当者は語る。

モバイルPCやタブレットPC、さらに「働き方見える化サービス」と、両面からアプローチするNEC。働き方改革にチャレンジしようとする企業からの相談も増えていくだろう。

ビジネスに適したWindows 10 Pro。

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