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IoTで激変する住宅「最新ブランド」事情 おはよう、と言えばカーテンが開く時代

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  • 大和ハウス工業 制作:東洋経済企画広告制作チーム
昨年、大和ハウス工業がコネクテッドホームブランド「Daiwa Connect(ダイワ コネクト)」を立ち上げた。IoTを取り入れた住宅づくりへの取り組みが本格的に始まった。より便利な住まいに向けて、いよいよ新時代の幕開けである。

「おはよう」の一声で照明が付きカーテンが開く

昨年11月、大和ハウス工業の渋谷展示場(東京・渋谷)で行われた「Daiwa Connect」の実証実験。Googleアシスタントを搭載した音声で操作するデバイス「 Google Home 」を取り入れる最新ブランドの展示場を、来場者に体験してもらうという試みである。
※Google、Google Homeは、Google LLCの商標です。

会場では、最新のAI、IoT技術に目を見張る参加者が続出。「すごい!」と驚きの声があちらこちらから聞こえた。なにしろ「おはよう」と言うと自動でカーテンが開き、室内の照明が点灯し、エアコンが稼働する。「行ってきます」と言えば照明が消え、カーテンが閉まり、ロボット掃除機が動き出す。かつては夢物語として語られたことが、まさに現実のものになっているのだ。

取締役常務執行役員 営業本部副本部長 中部・信越ブロック長
住宅事業全般担当
大友 浩嗣

「AIやIoTなどテクノロジーの進化によって、住宅もどんどん変わっています。今は新鮮に感じることも、やがて当たり前になり、さらに新しい機能が登場してくる。そのような時代が始まりました」と力強く語るのは、同社取締役常務執行役員の大友浩嗣氏。「『Daiwa Connect』の一番の特長は、音声認識機能を生かし、一つの言葉で複数の家電製品を制御することで、シーン全体を作り上げるという仕組みです。誰でも簡単に使えるよう、初期設定も含めてパッケージ化しました」と説明する。

実証実験では、GPS搭載のスマートフォンと連動して、住宅の半径300メートル以内に近づくと自動的に照明がついてエアコンが稼働するデモンストレーションも披露された。帰宅する頃には、家の中がちょうど快適な温度に整えられているというわけだ。

「これまで、生活にかかわる動作の大部分は人力に依存してきました。しかしテクノロジーによって、それらを自動的に行えるようになる。時短や家事効率化になるほか、鍵の閉め忘れを防ぐなど、防犯面にも寄与します。何より、それらの作業から開放されれば、時間をより有効に使えるようになるでしょう。家族だんらんでも自分の趣味でも、楽しい時間が増え、家で過ごす時間がより充実すると考えられます」(大友氏)

すでに多くの住宅で採用されているHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)と連携させれば、エネルギー管理をより効率的に行える。さらにエコな住まい方を実現できるだろう。

約40社からオファーが殺到!全国フェアも実施

大友氏によれば、同社は1997年ごろからITの活用に取り組んできた。当初はデータの管理などが主目的だったが、やがて住宅づくりに生かす方向に発展していったという。それは、同社が「人の暮らしに寄り添って、社会課題の解決に貢献する」ことを事業の起点に、多くの人の役に立つ商品開発を行ってきたからにほかならない。

大友氏も「安全・安心かつ快適な暮らしを提供する、という基礎的な役割を踏まえたうえで、住宅もテクノロジーによる社会の変化に応じて進化していくべき。その中で当社は当然、先陣を切ってAIやIoTを取り入れていく必要がある、というのが基本的な考え方です」と説明する。

そのためには、他社との連携が欠かせない。同社単独で行うより、他業種のノウハウを取り入れてイノベーションを目指すほうが、充実した機能を実現できるからだ。IT・通信系をはじめ日用品や食品のメーカー、医療系といった、普段は接点を持たない異業種との連携を見据えているという。

フェア開催中

6月16日~7月29日の期間で、フェアを開催中。全国の会場で「Daiwa Connect」のIoT技術を体験することができる

昨年の実証実験は「実は、他社連携へ向けた『仕掛け』でもありました」と大友氏は明かす。「実証実験は波紋を呼んだようで、多くの企業や研究機関に足を運んでいただきました。そのうち40社ほどから連携のオファーがあり、具体的な提案も受けました。すでに、商品化に向けて検討を開始した案件もあります」。こうした見学可能な建物は、すでに全国60カ所以上に広がっている。今年中には150カ所以上で体験できるように準備を進めているとのことで、6月16日から7月29日にかけて全国的なフェアを実施中だ。

AIやIoTによって、これからの住宅はどう変わっていくのだろうか。

住宅が人の健康を管理、住宅自体の寿命も長くなる

たとえば、より緻密な健康管理ができるようになるかもしれない。宅内センサリングで体温や脈拍といったバイタルデータを取り、変化を検知すれば、病気の予防や早期発見につながる。「あるいは顔認証で健康状態や年齢を把握、AIと連動して浴室の環境を調整することで、冬場のヒートショック防止にもなります。法制上の課題がありますが、技術的にはすでに実現可能です」と、大友氏は自信を見せる。

音声認識機能を取り入れた、快適防音室「奏でる家」。声でカーテンやスクリーンが作動し、周囲を気にせず、映画などが豊かな響きで存分に堪能できる

一方、住宅そのものの「健康管理」も期待できるという。「経年による状態変化を捕捉して、問題が発見されれば自動的に住宅メーカーに連絡がいくなどの工夫も可能になるはずです。人間と同様、問題が顕在化する前に先回りして手を打つことで、住宅の寿命も長くなると考えています」(大友氏)

同社は、住宅事業以外に物流施設や商業施設なども幅広く手掛けている。各事業部門がシナジーを発揮し、大規模な街づくりまで一気通貫に完結できる「総合力」が大きな強みだ。

単一のアイテムやサービスにとどまることなく、家全体、そして街全体をパッケージでデザインできるのは、人・街・暮らしの価値共創グループを掲げる同社の魅力。他部門との協業を通してIoTやAIがさらに深まり、住宅だけでなく街全体に、そして世界へ生かされていけば……。豊かな暮らしへ、夢は広がるばかりだ。

テクノロジーによって、住宅が変わる。そして日常生活そのものが変わっていく。今まさに、私たちはその入り口に立っているのかもしれない。