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ワッツアップCEOが退職を決意した深刻事情 親会社のフェイスブックと激突

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WhatAppの共同創業者であるジャン・コウム氏。2016年撮影(写真:REUTERS/Mike Blake)

[サンフランシスコ (ロイター発) ]- 4月30日、1日10億人以上が利用するフェイスブック傘下のメッセージングサービス「WhatsApp(ワッツアップ)」の共同創業者が同社を退社することが明らかになった。フェイスブック社内で最も強くプライバシーを擁護する人物が同社を去ることになる。

ジャン・コウムCEO(最高経営責任者)の退社計画は、親会社であるフェイスブックによるワッツアップの個人データ利用の試みと、その暗号技術弱体化の試みの2つと、ワッツアップ側の戦略とが衝突したことから出てきた、とワシントンポストは社内のやりとりに詳しい人物を引用して報道している.

退社の時期については明らかにせず

コウムは、自身のフェイスブックページへの投稿で共同創業者のブライアン・アクトンについて言及し、「ブライアンと私がワッツアップを創業してから10年近くが経つが、これまで優秀な社員に囲まれて素晴らしい活動を続けることができた」 と書いた。アクトンはワッツアップで8年過ごした後、昨年9月に同メッセージングサービス会社を退社して財団を立ち上げた。

同氏は「自分にとって次の段階に進むときが来た」と書きながらも退社の時期については明らかにしておらず、コメントを得ることもできなかった。

フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOはコウムの投稿に対してコウムから教わった暗号技術に関することを書き込み、「それ(暗号技術)により中央集権型システムから人々の手に力を取り戻せたことに感謝しており、これらの価値はいつまでもワッツアップの要の部分であり続ける」とコメントした。

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