成功している人が、運動に没頭する理由

スポーツが「仕事にプラス」はホントか?!

運動習慣が仕事に与える影響とは?!
「がむしゃらに仕事をする」という働き方が、過去のものとなりつつある。もはや企業だけでなく日本の課題となっている「働き方改革」。中でも、長時間労働の改善は喫緊の課題となっているが、その両輪として進めなくてはならないのが「いかに生産性を上げるか」という問題の解決である。そこで注目されているのがスポーツの力だ。仕事ができる人にスポーツを習慣とする人が多いのには、ちゃんとしたワケがある。

優秀な人に共通しているコト

世界のエグゼクティブたちは頻繁にジムへ通っている、という話を聞いたことはないだろうか。「欧米と比較すると、そうしたビジネスパーソンは日本に少ない印象だったが、数年前から明らかに変わってきている」と話すのは、国内有数のヘッドハンターとして知られる武元康明氏だ。彼らは、健康維持はもちろん適度な運動でストレスを発散することで、仕事に対してポジティブに取り組み、正しい決断を下す手助けにしているという。

半蔵門パートナーズ
社長
武元康明
20年の人材サーチキャリアを持つ。『会社の壁を超えて評価される条件:日本最強ヘッドハンターが教える一流の働き方』(徳間書店)など著書多数。ドラマBiz「ヘッドハンター」(テレビ東京)の監修も手掛ける

「スポーツを通じて心身ともに健康になることは、容姿にも表れてきます。それもスポーツに取り組む理由の一つだと思います」と武元氏は指摘する。米国の労働経済学の権威ハマーメッシュ氏によれば、容姿に恵まれた人は月並みの人に比べて、就職できるまでに要する期間が短く、昇進するのが速く、給料も3~4%高いという。実際、武元氏も「確かに優秀な人材ほどジムに通っていたり、ウォーキングなど日々のトレーニングに積極的な方が多いという実感があります」と話す。

武元氏は、ヘッドハンティングのターゲットとなる人材を「心・技・体」の視点で分析するという。「心」は人格や人間性、動機、精神や意識構造、価値観。「技」は専門知識やスキル、学力、論理的思考力。「体」は第一印象や行為、態度、マネジメントスタイルを表す。「技」の部分をとっかかりに人材を見つけ、「心」や「体」の部分を実際に会って見極め、クライアント企業との相性を評価するのが武元氏の仕事だ。

「優秀な人に共通するのは、『心・技・体』の3要素がバランスよく整い、それらを高めようという意識が強いことです。では、その『心・技・体』を高めるのにはどうしたらよいのか。方法はさまざまですが、『心』や『体』を磨くのに、スポーツは特に有効だと考えています。優秀な方が運動を習慣にするのにも、ここに理由があるのではないでしょうか。スポーツや運動は脳に刺激を与え、創造的思考力を鍛えてくれることをみんなわかってやっているのです」

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