金委員長は「朝鮮半島の非核化」を誓約した 中国・北朝鮮のトップ会談で決まったこと

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金委員長は「故金日成主席と故金正日総書記の遺訓により朝鮮半島の非核化に尽力することは、われわれの一貫した立場だ」と表明。北朝鮮は米国との交渉や米朝首脳会談の開催に前向きだと述べた。

その上で「韓国と米国がわれわれの努力に善意で応え、平和と安定の雰囲気を作り出し、平和の実現に向けて段階的かつ歩調を合わせた措置を取るなら、朝鮮半島の非核化問題は解決可能だ」とも述べた。

一方、習主席は金委員長に対し、中朝間の伝統的な友好関係を維持し、発展させていくべきだと語り、「これは戦略的な選択肢であり、双方が歴史と現実、国際および地域構造、中朝関係の総合的状況に基づいて下した唯一正しい選択だ。これは特定の時期の単一事象によって変わらず、変わるべきでもない」との考えを示した。

北京の釣魚台迎賓館でも面会

中国外務省は今回の訪問を「非公式」としているものの、人民大会堂での晩さん会や儀礼兵による出迎えなど、国賓級の待遇で金委員長をもてなした。

金委員長と習主席は北京の釣魚台迎賓館でも面会。中国国営テレビは、両氏が夫人らとともに和やかに会話する様子の画像を公開した。

KCNAによると、金委員長は晩さん会で、訪中の目的について「朝鮮半島情勢が急変する中で、中朝の友好関係を維持し、二国間の結びつきを発展させるため」と語った。

KCNAはまた、習主席が金委員長からの北朝鮮訪問の招請を「喜んで」受け入れたと報じた。

一方、中国政府の発表では習主席が訪朝招請に応じたことに触れておらず、金委員長と頻繁に連絡を取り続けることを約束したとだけ伝えている。

今週初め、金委員長の父親である故金正日総書記が外国訪問に使ったのと同様の特別列車が北京に到着し、厳重な警戒態勢と長い車列が確認されたことから、金委員長の北京訪問を巡る憶測が飛び交っていた。

故金総書記は2000年6月の南北首脳会談の前に中国を訪れ、江沢民国家主席(当時)と会談した。

KCNAは5月に予定される米朝首脳会談についても伝えていない。

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