壇蜜と学ぶ「人生100年時代」の投資の考え方

おじさん・おばさんでいる間のリスク回避法

 私は、資産運用は定期預金と生命保険ぐらいで、投資信託(ファンド)や株式などに投資した経験がありません。大きな理由は時間がないことです。株式投資はずっと価格をチェックしていなければいけないような気がして。

長期分散投資の観点で
投資を始める人にもファンドは最適

朝倉 株式やFX(外国為替証拠金取引)、さらには最近注目されている仮想通貨などは、短期間で売買を繰り返して利益を狙う人が多いようです。安値で買って高値で売れればいいのですが、それは簡単ではありません。一方でファンドは、投資家のお金を集めて、その資金でいろいろな銘柄に投資をします。ファンドの投資対象は国内外の株式・債券のほか、不動産やコモディティ(原油・金など)、外貨とさまざまです。「卵は一つのカゴに盛るな」と言います。株式に投資すると1銘柄しか購入できない資金でも、ファンドなら100円から投資ができます。まさに投資のセオリーである分散投資ができるのです。

 一つの卵が割れたら、全部の卵にヒビが入ってしまいますものね。プロに任せて、常に価格をチェックする必要がないのは少し気が楽になりそうです。

朝倉 智也(あさくら ともや)
モーニングスター 代表取締役社長 1966年生まれ。慶應義塾大学卒業後、銀行、証券会社にて資産運用助言業務に従事。95年、米国イリノイ大学経営学修士号を取得(MBA)し、同年ソフトバンク入社。98年、モーニングスター株式会社設立に参画し、04年より現職。著書に『「つみたてNISA」はこの7本を買いなさい』(ダイヤモンド社)など多数
https://www.facebook.com/tomoyaasakura

朝倉 そのとおりです。毎日の値動きに一喜一憂せず、むしろどっしりと構えていればいいのです。「ドル・コスト平均法」という投資法があり、毎月決まった金額を購入することで平均購入単価を抑えることができるというメリットがあるものです。さらに、「つみたてNISA(少額投資非課税制度)」を利用すれば、20年間にわたり投資で得た収益が非課税になります。少額から始めることができるので、投資初心者の人でも安心して始められます。

第三者投信評価機関としての
投資家視点のサービスを提供

 私は定期預金の積立をしていますが、「つみたてNISA」も同じような感覚で始められそうです。でも、どのファンドを買えばいいのかは悩むところです。

朝倉 国内のファンドは約5200本もあります。銀行や証券会社などの販売会社ではどうしても、自社が売りたいファンドを投資家に勧めがちです。当社は、第三者投信評価機関として、常に中立的・客観的な投資情報の提供を行い、投資家の的確な資産形成を支援しています。ホテルやレストランの三つ星のように、ファンドを星の数で評価する「モーニングスターレーティング」や優れたファンドを評価する「ファンド オブ ザ イヤー」などを実施しているのもその一環です。

 ファンドをわかりやすく比較できるのが便利ですね。でも、私は、自分が投資をするならもっと勉強しなければと感じています。ちょっとやってみて利益が出て、わかったつもりになるのがいちばん怖い。いっそ投資の学校があって、卒業試験に合格したら初めて投資していいよと言われるぐらいが私には合っているかも(笑)。

朝倉 モーニングスターには資産運用のシミュレーション機能のほか、投資のスキルアップにつながるさまざまな情報も充実しているのでぜひ利用してみてください。私たちは、タブレットやスマートフォンなどのデバイス、さらにはSNSなどに対応したサービスも率先して取り組んでいます。引き続き、投資家視点での質の高いサービスを提供したいと考えています。

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