ANA Wi-Fi Service国内線全面無料化 より有意義な機内の過ごし方を提案

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ANAが2018年2月下旬に行った新プロモーション「乗るたび、ワクワク。FEEL THE NEW SKY」で、国内線ANA Wi-Fi ServiceをPRする吉沢亮さんと、ANAの平子社長、綾瀬はるかさん
昨今のビジネスパーソンにとって、ビジネスとは限られた時間に机上でするものではなく、場所や時を自由に選択しながら、より拡がりのある働き方ができるものとなった。そのために「ネット環境の充実」は、まさにビジネス上では欠かせない重要なポイントとなっている。こうした世の中の流れがある中、2018年4月から、ANAが国内線のWi-Fi 無料化のほか、新サービスを開始する。その狙いと内容について、同社CS&プロダクト・サービス室商品戦略部マネジャーの石山剛氏に話を聞いた。

オリジナルコンテンツの拡充で差別化を狙う

予め搭乗前にANA公式アプリをダウンロードする事で、全てのWi-Fiコンテンツの利用が可能

ANA Wi-Fi Serviceの国内線全面無料化に合わせてコックピットや左右の機窓からの景色(バーチャル)や航路図が客席でも楽しめる次世代型地図サービス「ANA Flight Path」を順次導入。日本各地の絶景ポイントやグルメ情報を地図上で閲覧できるようになる。

「ANA Flight Path」は従来の放映型地図と異なり、自分のスマートフォンやタブレット端末を機内のWi-Fiに接続することで、地図を自由に動かしたり、ストリートマップで拡大したりすることができる(ANA公式アプリは地上でダウンロードするのがオススメ)。日本最大級の口コミグルメサイト「食べログ」や国内最大手の地図情報会社ゼンリンと連携することで、地元名店などのグルメ情報や観光地の絶景ポイントなど、より詳細な地図を楽しむことができるようになった。

そのほか、ニュース、TVドラマ、音楽、電子書籍など機内エンターテインメントについてもさらに充実させていく方針だ。とくに、ANA SKY LIVE TVというサービスはTV番組をリアルタイムで視聴することができる。ニュースなどリアルタイムで視聴したいものがある人にぜひオススメしたい。

全日本空輸
CS&プロダクト・サービス室
商品戦略部マネジャー
石山剛

新サービス導入やコンテンツの拡充について、ANAのCS&プロダクト・サービス室商品戦略部マネジャーの石山剛氏は次のように語る。

「昨今、電車やバスなどの移動空間の中で、スマートフォンを利用されるお客様が圧倒的多数を占めるようになりました。メールやSNSをチェック、ニュースなどから情報を収集、ダウンロードしたドラマを見る、ゲームをするなど、さまざまに楽しまれている。今後、移動手段の競争環境がさらに激化していく中、飛行機という制約の中で、どういったサービスを提供すれば、お客様に喜んでいただけるのか。Wi-Fiというサービスを通じて、インターネットだけでなく、さまざまなコンテンツも提供し、お客様が移動時間をより楽しんでいただけるようになればと思っております」

次ページ機内から広がる新たなビジネスの種