東大生発案・「COOL CHOICE」な食のアイデア 爆笑問題はどう思う?
学生のアイデアは世界を変えられる?
食品ロスを国民一人当たりに換算すると、1日お茶碗約1杯分(約134g)の食べものを無駄にしている計算だ。もったいないだけではなく、ゴミを出すため環境問題にも直結する。解決のためには、個人のCOOL CHOICEによって食品ロスを減らすことが不可欠。そこで生まれた学生2組のアイデアを、ゲストコメンテーターの面々はどのように受け止めたのだろう。今回は、爆笑問題の2人のほか、社会起業家であり、一般社団法人アース・カンパニーの代表である濱川明日香氏にも、ビジネスの実現性という視点で話を伺った。
学生アイデア「お弁当DROP&GO」
お気に入りのお弁当で美味しくエコを!
自分の好きなお弁当箱で食べることができれば、毎日のご飯がより美味しく感じられると思います。また、プラスチックゴミを出さないことで、資源を無駄にしているという負い目からも解放されるはずです。
プラスチックゴミを出さないためにDROP&GOを利用する人は実際少数派だと思うので、例えばICTで利用者の栄養状態を踏まえたお弁当を提示する栄養管理ツールとするなど、サービスの利点をもう少し訴求してみてはいかがでしょうか。(濱川明日香)
昔、ファストフード店やコンビニのアルバイトで、食品の大量廃棄を目の当たりにしてきたので、すごくいいアイデアだと思います。ただ、面倒くさがりでその日暮らしの独身男性にとっては、朝お弁当箱を出して夜それを食べるということすら難しいかも。(田中)
学生アイデア「STORE HOUSE」
料理好きの女性に使ってほしい!
毎日忙しいとメニューを事前に決めることが難しいことも考えられるので、ICTを使うのであれば、本人の好みに沿ったメニューを提案するレシピアプリと連動させて、そのレシピにある材料を簡単に事前予約できるといいかもしれませんね。(濱川明日香)
我々は自炊をまったくしないのですが、こうしたサービスがはやるといいなと思いました。ただ、きっちりした人は材料を余らせなさそうだし、怠惰な人にとってはハードルが高いのでは。コンビニが量り売り惣菜を売ればいいのかも?(太田)
アカデミックの枠を飛び超えたアイデアを生み出す
東大GCLプログラムとは?
東京大学が運営するプログラムで、産学官の各方面でグローバルに活躍するリーダーを育成する大学院教育プログラム支援事業。国内外で活躍する教員と産学官の参画のもと、専門分野の枠を超えた質の高い学位プログラムを構築・提供している。GCLが考えるリーダーは、情報および制度・経済の横串とグローカルな視点で現代の社会・経済システムの動態を理解し、本質的な問題や可能性を発見する能力と技術を有する人材という。これらのすべての能力を有する人材、イノベーション力を有する学生を育成するのが、GCLの目標だ。