賢いM&A締結に必要なたった一つの「極意」

リスク回避できない企業は信用を得られない

和田 SMBC系の銀泉は日本最大級の保険代理店で、マーケットからの評価も高い。SMBCの強固な顧客基盤がありますから、アライアンスを組むには最適なパートナーだと確信しています。

安藤 M&Aにかかわる多様なニーズに、適切に応えていくのが当社の使命です。またサイバーマーケットも急速に拡大しており、企業が受ける攻撃は高度化とともに悪質化しています。情報が漏洩した時の損失補填はもちろん、たとえば工場の操業がストップした際にはかなり大きな被害が出る可能性もあります。

SMBCや当社と親しい三井住友海上火災保険では、中小企業向けに保険とセキュリティソフトをセットにした商品を提案するなど工夫を凝らしています。今は、経営トップのリスクマネジメント能力が強く問われる時代なのです。

発生しうるリスクを予見してソリューションを提供

和田 M&A保険の場合、保険会社は案件固有の免責事項を設定するのが一般的です。したがって、どこの保険会社のどの商品がもっとも適しているか、判断しなければなりません。

しかし一般の企業は、保険会社と対等に交渉できるほどには専門知識を持っていません。だからこそ、M&A保険には当社のような仲介事業者の役割が必要なのです。

JLTホールディングス・ジャパン
代表取締役社長
ジー ランダル 和田
サンダーバード国際経営大学院卒業、MBA。
エーオンジャパン会長兼CEOを経て2012年より現職

安藤 保険会社の出す約款に対してマークアップし、過不足ない保証内容に調整する力が不可欠ですね。また、昨今のAIや自動運転等の技術革新に伴い、知的財産権の重要度は今後ますます高まると想定されます。特許庁および損害保険会社各社もこの分野の商品開発に注力しており、当社は三井住友海上火災保険が販売する知的財産関連の保険も取り扱っています。

日々変化し続けているリスクに迅速に対応し、時代に即した新しい保険を提供していく先進的な役割が当社に期待されています。十分なリスクヘッジをしているということは、その会社が安全だという評価にもつながり、信用度が高まります。実際に欧米では、リスク対策の充実した企業には低い金利が適用されるなどファイナンスとも不可分です。

これからの企業には、自社に発生しうるリスクをあらかじめ予見して、それを避けるために打つべき手を保険会社やブローカーとともに検討する必要があります。スムーズかつ安全なM&Aのために、保険会社が貢献できる余地は大きいと考えています。当社もSMBCグループとつねに連携して、お客さまの多様なニーズにしっかり応えていきたいと考えています。

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