競争力を生むIT活用法とは

先端技術を生かし、高付加価値なサービスを提供

西脇 資哲
Motoaki NISHIWAKI
日本マイクロソフト エバンジェリスト・業務執行役員
1969年生まれ。岐阜県出身。96年日本オラクルに入社、マーケティング、エバンジェリストなどで活躍。2009年マイクロソフト(現・日本マイクロソフト)に入社。同社の製品・サービスのみならず、インターネット、AI、IoTなどさまざまなテクノロジーに精通する。

串間 メールのセキュリティ面で言えば、送信先を誤り第三者へ情報が流出するメール誤送信などの人為的なミスが多いようです。そうした課題解決のために当社では、人間工学に基づいてメールの誤送信を防ぐ「CipherCraft/Mail 7(サイファークラフトメール)」を提供しています。このツールでは、メール送信時のポップアップ画面で送信内容を再確認させたり、初めて送る宛先には送信時のボタンを警告色にしたりといった機能を備えたり、どなたでも直感的に操作が行えるインターフェースを採用しています。

西脇 人間だから起こしがちなメール誤送信のリスクを、テクノロジーがヘッジしているのは興味深いですね。CipherCraft/Mailは、マイクロソフトのOffice 365やOutlookを使用しているユーザーはメールソフトを変えるのではなく、そのままアドインで使えるので、導入もしやすいです。また、Azure(Microsoft Azure)上で動作可能となり、Office 365との親和性が高いのも特徴ですね。

串間 AIを活用し自動チェックをする機能や、パターンを解析してアラームをあげるような仕組みの開発などを今後していき、メール誤送信によるセキュリティ事故を減らしていきたいと考えています。しかし、ただ開発をしていくのではありません。課題を抱えている企業にどうしたら役に立っていただくのか、企業の課題に踏みこんだAI活用・開発をしていきたいと思います。

西脇 今後はさらにITで行うべきことと人間がやるべきことが分かれるでしょう。ルーチン的な「作業」であればAIやロボットに任せればいい。それにより人間は付加価値を生む「仕事」に注力できるようになります。そして作業による人為的なミスも防ぐことになります。その点では、AIやロボットは人間の仕事を奪うのではなく、やりがいのある仕事とビジネスチャンスをもたらすものだと考えています。

串間 先端技術は押しつけるようなものであってはならないと思っています。導入をして以前よりも大変になったということにならないように企業の課題などにあわせて提案していき、後ろにすごい技術があることなど分からない内に課題解決に導けたらと思います。当社はお客様に高付加価値なサービスを提供することで、お客様の競争力向上のお手伝いをしていきます。