デキる男は胃酸も華麗にコントロールする でも難しい場合は薬に頼ってもいいんですよ

拡大
縮小

ストレスや接待が胃痛・胃もたれの原因?

ビジネスパーソンの皆さん、明けましておめでとうございます!忘年会シーズンは終わりましたが、新年会をはじめ季節に関係なく飲み会が多い方もいるでしょう。

翌日に仕事があるにもかかわらず、深酒してしまって、案の定二日酔い。午前中は使い物にならず、ランチもノドを通らない。それでも仕事をしているうちに夕方くらいに復活してきて、また飲み会に参加してしまう。そんな無茶をしていると、体だけでなく精神的にもストレスが溜まってきて、胃が弱ってしまいます。胃痛や胃もたれの原因はお酒だけでなく、ストレスも影響することをご存知でしたか?実際、東洋経済のアンケート調査によれば、次のような声が届いています。

ゴルゴ12さん 50代 男性 公務員
「私の胃痛や胃もたれは仕事のストレスが主な原因だと思って、少なくとも現役を終えるまでは付き合っていかなければならないと覚悟を決めていましたが、最近、定年退職された方が『仕事をやめても治らない』と吐露していたのを聞いてがく然としています」

「がく然と」するぐらいですから、ゴルゴ12さんの胃痛や胃もたれは相当のものとお察しいたします。ただ、あきらめてはいけません。可能性の話をすればキリがありませんが、原因はストレスばかりではないかもしれません。また、職場のストレス軽減が無理としても、その発散方法の工夫や、+αの原因を突き詰めれば、退職前に苦痛がやわらぐかもしれませんよ!

いった100%さん 30代 男性 商社・卸売業
「若い時、とにかく怖い客先との接待の最中は胃痛、そして翌日の胃もたれはひどかったものです。当時は無心になって飲み食いしましたが、あの経験が今の僕を作ったと思います」

接待で胃痛、胃もたれが出るというと、いった100%さんがご経験なさったのはよほどのものではないでしょうか。ペンネームから察するに、裸踊りに近いものまでご披露なさっていたのかもしれません。そのような接待を経て、デキるビジネスパーソンになっていったのでしょう。これからも、時代の空気と場の空気を読み違えないようにお願いしますね。

ああ、そう言えば最近、胃の不調を感じているかも…。という方はこちら>

胃痛の要因はストレスや過度の飲酒

胃痛や胃もたれ、胸やけの要因はいくつかあると言われます。その一つは前述している「お酒の飲み過ぎ」です。特に年末年始の飲み会では、ハメをはずして、ビールに焼酎、日本酒、ワインとちゃんぽんで飲むことも多いでしょう。そんなときは、よく食べることが重要です。「太りそう……」とかワガママ言う人は、お酒と同じ分量の水を交互に飲んでください。水でお酒を薄めることで胃への刺激を少なくします。

また、「過度のストレス」も原因の一つです。仕事や私生活において悩みごとがあると胃痛を引き起こす原因となってしまいます。これも厄介です。悩み事や心配事を解決しなければ、胃痛は根本的には治りません。そんなとき少しでも胃痛を和らげるために、気分転換として自分が楽しい気分になれるような場所や人と会うことをオススメします。あるいは「マインドフルネス※」なんかを試してみてもいいかもしれません。

また、ストレスに伴う「タバコの吸いすぎ」も胃痛の要因の一つになります。職場でストレスがたまって、喫煙室でぷかぷか。タバコの本数増はストレスのバロメーターかもしれません。ぜひ注意してください。最後に「刺激物の飲食」もほどほどに。辛いものばかり食べていると、胃に過度な負担を与えてしまします。香辛料は発汗作用などの効用もありますが、量はほどほどにということです。

では、そんな胃痛や胃もたれにまつわる川柳を詠んだらどうなるのか。こちらも募集してみたところ、次のような作品が集まりました。

好き嫌い 食事も客も 無くしたい
いった100%さん 30代 男性 商社・卸売業

わかります。気がすすまない飲み会って、よくありますよね。それでも仕事だから行かざるをえない。重要な取引先だったら、なおさらです。ただ、もう飲み会なんてやめればいいのにと思いながら、実は行ってみたら結構楽しかった、なんてことありませんか? どうせ行くなら楽しまないと損、という気概で臨むといいかもしれません。

朝起きて 胃もたれない日 あるのかな
ひろしさん 50代 男性 製造業

ひろしさんの一句は悲哀に満ちてますね。もう胃もたれがベース。デフォルト。エブリモーニング胃もたれ。「あるのかな?」ってかわいらしく疑問形になっていますが、これは誰かに尋ねているというより、「ない日よ、来てくれ」という心から出た切なるひと言のように感じられます。

気持ちは前向きなのに、胃は正直。気持ちよりも胃が先に音を上げてしまう方にも>

※マインドフルネス=今現在の行動に五感の全てを注ぎ、集中すること。心を整えるための考え方で、ストレス軽減やうつ病の再発防止などにも効果があると言われている。瞑想やヨガなどが具体的な手法として挙げられる。

胃酸をコントロールするには薬を

最後に胃痛や胃もたれの症状と原因について見ていきましょう。まず「胸のあたりがムカムカする」という場合は、「胃酸の逆流」が起こっている可能性があります。胃がムカムカしたり、酸っぱい胃酸が喉の奥に上がってきたりする場合は、特にそうです。

次に「ムカムカする、もたれる、胃が重い」という場合は、「胃酸の出過ぎ」が原因かもしれません。過度な飲酒やタバコの吸い過ぎ、ストレスなどで胃酸が出過ぎてしまうことにより、ムカムカしたり、もたれてしまったりして、胃の機能が低下してしまうことがあります。その結果、食べ物が消化できず胃の中で残ってしまい、もたれたり胃が重く感じてむかついたりすることがあります。

そして「胃が痛む、キリキリする」場合は「荒れた胃壁に胃酸がふりかかっている」ことが考えられます。胃酸過多の原因はさまざまですが、何らかの原因で胃酸が出過ぎると胃粘液が防御しきれなくなり、粘液の層が壊れたところから胃粘膜が傷つけられてしまいます。傷ついた胃粘膜に胃酸がふりかかることで痛みが起こるのです。

以上のような不快感を身体が示したときは、胃酸をコントロールすることが必要です。そんなときは市販の胃薬などを活用して、胃痛、もたれ、胸やけ、むかつきを抑えましょう。体は敏感に反応しますから、体からの信号を読み解いて、無理はしないようにしましょう。

胃のムカムカ、キリキリをコントロールしたい方へ>

参考:「こんな胃の不快な症状に」(第一三共ヘルスケア)

お問い合わせ
第一三共ヘルスケア
関連ページ
第一回 頭痛によって失う時間は1日平均2時間半!?
第二回 「暖かくしなさい」は実はかぜに逆効果?
第四回 今年の花粉は2/10頃から。準備はできた?
第五回 腰痛の85%が原因不明!でもケアはできる
第六回 35歳で8割が歯周病の疑いという事実