オンライン×英語というMBAの新潮流 グローバルリーダーのための新たな学び方

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中村知哉/グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長。一橋大学社会学部卒業、ハーバード大学経営大学院修士課程修了。丸紅入社、アドバンテッジパートナーズ、サン・ライフ専務取締役などを経て現職

グローバル化が、新たな教育プログラムを生み出した。本格的なグローバル化時代を迎え、顧客や協業パートナーなどは世界規模に広がっていくだろう。こうしたチャンスを生かすグローバルなリーダーになるためには、これまでとは異なる力が求められている。一方、ITの進化によって盛り上がりを見せているのがオンライン学習だ。グロービス経営大学院もオンラインによるMBAプログラムを提供。住む場所や、出張、子育てといった制約に縛られずに新たなチャンスをつかむための学びが可能になっている。「とりわけ、英語によるオンラインMBAプログラムでは、実際のグローバルビジネスの現場を反映したような環境で学べます」と語るグロービス経営大学院経営研究科 中村知哉研究科長に、オンライン×英語というMBAの新潮流について聞いた。

グローバルリーダーの6つの条件

日本のビジネスパーソンを取り巻く環境は今、企業のグローバル化、海外企業とのM&A、インバウンドビジネスなどの影響により大きく変化しようとしている。顧客や取引先ばかりではなく、上司、同僚が外国人になることも珍しいことではない。しかし、変化はチャンスでもある。グローバル化によって、これまでに付き合いのなかったような顧客との接点が生まれることもあるだろう。顧客だけではなく、協業のパートナーの選択肢も格段にひろがる。企業のみならず、起業を志す人や個人事業主に対しても新たなビジネスチャンスが増えるはずだ。

こうした状況の中で、リーダーに求められる条件も変化していく。中村氏は語る。「もともとリーダーには『知識・理論』『考える力』『人間関係能力』が必要と指摘していましたが、これにグローバル化による新たな条件として、『英語力』『国際的視野』『異文化コミュケーション能力』の3つが加わりました。マネジメント層に限らず、この6つの能力を兼ね備えた人間が、グローバルな環境で活躍できる人材と考えています」

こうした問題意識からプログラムを拡充させているのがグロービス経営大学院英語MBAプログラムだ。MBAにおける基本的な科目である経営戦略、マーケティング、ファイナンスなどに加え、クリティカル・シンキングなど思考力を鍛える授業を通じ、ビジネスの知識・理論や、考える力、人間関係能力を身につける。さらに英語MBAプログラムでは、そのすべてを英語で学び、議論や発表を通じて深めていくことで、ビジネスの現場で使える英語力や、国際的視野、異文化コミュニケーション能力を身につけることが可能だ。中村氏は次のように語る。

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