医学部合格戦略のユニークなアプローチとは 受験生の強みと相性の良い医学部を見極める

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メディカルラボは、2006年に一般予備校から医系専門に転換した個別指導予備校として実績を積み、全国展開を進めてきた。そのため、全国82の医学部入試問題を徹底分析するとともに、実際の受験生の協力を得て、問題の難易度、量などについての印象を書いてもらう受験レポートの収集などに注力。それらの分析結果に基づき、各大学の出題傾向や、対策指導方法をまとめた指導要綱を作成し、全国どの医学部でも対策指導できる体制を整えている。佐分氏は「全国82の医学部についてきめ細かな情報収集をしているほか、やはりそれぞれの地域では地元の医学部対策に精通した講師がいますので、そうしたノウハウを共有することによって、どこの校舎に通っていても、全国同じレベルで受験指導を行なうことができるのです」と全国展開の意義を説明する。

小川友輝/メディカルラボ東京統括校舎長

こうして10年以上にわたって蓄積してきた医学部受験のマッチングのノウハウを広く公開して役立ててもらおうと、昨年から始めたのが「私立医学部模試」だ。この模試は、英語科目であれば、スピード、記述、読解といった具合に、各科目の学力を3つの力に要素分解。3つの力を測るテストをそれぞれ30分間ずつの時間で解答してもらう。結果は、3軸の学力レーダーチャートで表示。82大学の入試問題が、どの要素を重点的に問うているか、という出題傾向への適性を測って、合格可能性を判定する。

たとえば、大学によって、内容は比較的簡単だが、問題数が多く、スピードが重視される出題をするところもあれば、深い思考力を求めるところもある。それらへの適性を見ることで、より精度の高い合格可能性判定を行なう。こうした偏差値以外の要素を加味することで、偏差値の高い大学の方が、偏差値のより低い大学より、合格可能性が高く判定されるといった逆転現象も起きる。さらに、合格可能性には、その大学ならではの面接における評価の傾向といった定性的な情報も加味している。

さらに、直前期には、メディカルラボが編集した『2018年度版全国医学部最新受験情報』の刊行に合わせ、「医学部入試合格ガイダンス」を全国各地で開催。最新の受験情報や入試動向分析のほか、受験大学の選定方法や直前期の学習法を伝授する。

直前期の学習は、独習では、過去の入試問題を解いて答え合わせをしたり、問題集を手当たり次第にあたったり、ということになりがちだが、佐分氏は「入試は合計点の勝負。合格ラインに届かせるには、どこで得点し、どこはあきらめるのか、といった戦略を持った学習が必要です」と話す。それを、具体的に行なうのが、メディカルラボが提供する「大学別直前対策講座」だ。プロの講師が、志望大学の入試問題の分析結果を踏まえ、それぞれの受験生の適性に合った効果的な攻略法を教える。また、小論文、面接対策も指導。徹底した大学入試の分析と、受験生の適性に基づいて立案された戦略で、医学部合格を目指す。

「受験生は、私立医学部模試で思わぬ気づきや発見があるかもしれません。また、保護者の方々にとっても、より精緻な判断材料をご提供できるのではないでしょうか」と佐分氏は語った。

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