アップルCEO、トランプ大統領を痛烈批判

人権団体への寄付を表明

 8月17日、米アップルのティム・クック最高経営責任者(写真左)は、バージニア州シャーロッツビルで発生した白人至上主義団体と反対派の衝突事件に関して、トランプ米大統領(写真右)が「双方に責任がある」と発言したことを批判した。ホワイトハウスで6月撮影(2017年 ロイター/Carlos Barria)

[17日 ロイター] - 米アップル<AAPL.O>のティム・クック最高経営責任者(CEO)は、バージニア州シャーロッツビルで発生した白人至上主義団体と反対派の衝突事件に関して、トランプ米大統領が「双方に責任がある」と発言したことを批判した。ハイテクニュースサイトの「リコード」が報じた。

クックCEOは16日夜、社員に宛てた書簡で「白人至上主義およびネオナチと、人権のためそれに反対する人々に対する道徳的な価値観に絶対的なものはないと信じるトランプ大統領などの考えには賛成しない。双方を同じとみなすことは、米国人としてのわれわれの理想に反するものだ」と述べた。

「あの事件は、わが国で起きてはならないこと」

CEOはさらに、アップルとして、公民権保護活動を行う「南部貧困法律センター」ならびにユダヤ人団体の「名誉毀損防止同盟」に各100万ドルを寄付すると表明。9月末まで、社員が人権保護団体に寄付した半分の額を会社が上乗せすることも明らかにした。

CEOは書簡で「われわれはすべて平等だ。政治的意見にかかわらず、すべての人々がこの見地に立って結束すべきだ。すべての人々が平等かつ敬意を持って待遇されることを確実にするため、アップルは企業活動、製品、意見を通じて常に努力していく」と述べた。

シャーロッツビルの事件については「深く憂慮しており、多くの社員からも悲しみや怒り、混乱の声が寄せられた」と述べ、「あの事件は、わが国で起きてはならないことだ。憎しみはがんのようなものであり、検査を受けないままでいれば周囲のものすべてを破壊してしまう。傷跡は何世代も消えない。米国そして世界で、歴史は何度となくそれに関する教訓を残してきた」と述べた。

政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • iPhoneの裏技
  • グローバルアイ
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 賃金・生涯給料ランキング
トレンドライブラリーAD
人気の動画
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
度数1%未満の「微アルコール」が広がる理由
度数1%未満の「微アルコール」が広がる理由
ヤマダ、社長離脱でにわかに再燃する「後継問題」
ヤマダ、社長離脱でにわかに再燃する「後継問題」
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
私大トップ校の次の戦略<br>早慶上理・MARCH・関関同立

受験生確保や偏差値で高い水準を誇る関東・関西のトップ私大13校。少子化や世界との競争といった課題に立ち向かうための「次の一手」とは。大きく揺れる受験動向や、偏差値や志願倍率と比べて就職のパフォーマンスが高い大学・学部なども検証します。

東洋経済education×ICT