IT企業ならではの効率的な働き方とは? ラクスが成長と働き方改革を両立できる秘密

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そんな石川さんの趣味は、バーやカフェなどでDJをすることだ。今でも平日の夜や休日にDJをしたり、社内イベントでDJをすることもある。

DJとしての顔も持つ石川さん。多いときには100人ほどの人の前でプレイすることもあるそうだ

「中途入社して3年で、自分がすごく成長できたと感じています。効率的に働いた結果できた時間で仕事の質も高めてオフも充実させられる。この会社は自分をどんどん高められる環境が整っています」と語る石川さん。

まさに今、仕事もプライベートもノリにノっているようだ。

社員の活躍を支援するためならば制度もつくる

ラクスの設立は2000年。ここ数年で会社の規模も拡大し、さまざまな社員が入社した。特に、20代~30代の社員が圧倒的に多い。

そんなラクスのファイナンス・クラウド事業部サポート課で、同社の主力製品の一つ「楽楽精算」のユーザーに対して、製品の導入支援や運用相談、問い合わせへの対応などを行うチームをまとめる鈴木隼さんは、入社10年を迎えた。

今年の春、鈴木さんは、仕事と子育ての両立という悩みを抱えていた。

「長女が小学校に入学したのがきっかけです。妻は長男を保育園に連れていくため先に家を出てそのまま働きに行きます。そのあと僕が長女の面倒を見るのですが、僕が通勤のために家を出てしまうと、長女が長い時間一人で家に残ることになってしまうのです」

困った鈴木さんが上司を通じて会社に相談したところ、ラクスの対応は素早かった。それまでなかった、出勤時間を鈴木さんの状況に合わせられるような制度ができ、鈴木さんについては出勤時間を1時間ずらすことが認められるようになったのだ。「何とかしてくれるという期待はありましたが、まさか自分に合わせて新しい制度までつくってくれるとは」と、鈴木さんも驚いたという。

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