人生100年時代に「勝ち組」になる方法

いま高収入・高スキルな人こそ知るべきこと

生命保険文化センターの『平成28年度生活保障に関する調査』によると、夫婦2人の老後生活に必要と思われる最低金額は平均で月額22.0万円、「経済的にゆとりのある老後生活」を送るために上乗せで必要な額の平均は月額12.8万円だという。この水準にのっとって経済的に豊かなセカンドライフを目指せば、月額34.8万円、30年間でなんと1億2,000万円が必要という計算になる。

もちろんこの一部は公的年金や退職金といった収入でまかなうことができるし、趣味や旅行、子ども・孫への経済的支援などを抑えることで、必要額を減らすことも可能だ。しかし、ゆとりあるセカンドライフを過ごすため、若いうちから有形・無形の投資を行う必要性は高いといえる。

「人生100年時代」の老後は長く、その分生活費も多くかかる。一方で公的年金はあてにできず、医療費の自己負担は増え、転職・離職をした場合退職金も少なくなるなど、さまざまな要因で資産が減ってしまう(下図参照)。豊かなセカンドライフを過ごすには、現役時代、特に若いうちからの確実な資産形成が必要だ。

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高度経済成長期と異なり、「人生100年時代」は資産が減ってしまうリスクを数多くはらんでいる

今後は、65歳以上であっても、健康なうちは働くという人も増えてくるだろう。生活資金を得るという目的もあるが、何より社会との接点を保つことにより、スキルや知識、人脈などの無形の資産を維持したり新たに築いたりできる手応え、やりがいも大きい。社会参加しているという実感が、生きがいとなるケースもあるようだ。

肥大する生活費のため、また生きがいを感じながら長いセカンドライフを送るべく、定年を過ぎてからも自分らしく働くための準備が必要だ。現役時代から多様な仕事を経験してスキルを身につけてキャッチアップしたり、若いうちから資産形成を始めたり、体力をつけておくなど個々人の努力が不可欠だろう。

今後大切になるのは金融機関との付き合い方

「人生100年時代」においては、まさに長い年月の間に、自分がどのような人生を歩んでいくか、ビジョンを描き、実行していくことが求められる。世界は今、大きな変革の時期を迎えている。働き方についても、一つの企業に縛られることはむしろリスクになりかねない。まさにマルチな人生がリスクを分散し、チャンスを広げるだろう。

と言っても、ビジネス環境が刻々と変化しているのと同様に、自分の人生についても、さまざまなライフイベントがある。想定していなかった社会制度の変化などで、状況が一気に変わる場合もある。

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