RPAの活用で、サッポロビールに
年間約1100万円の削減効果
ユーザックシステム

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「このソフトの導入により、自動的にPOSデータのダウンロードが可能になりました。また、労力がかかることからこれまで1週間に一度しかダウンロードしていなかったカテゴリーのデータも毎日ダウンロードできるようになり、タイムリーな分析と提案が可能になりました」(髙雄氏)

髙雄氏によれば、「Autoブラウザ名人」の導入により、労働時間の削減効果は年間約5700時間、金額換算で約1100万円にも達したという。

業務の棚卸しをすれば改善ポイントが見える

「Autoブラウザ名人」を開発・販売しているのは、長年、受発注や物流業務システムを手がけてきたユーザックシステムだ。同社は15年ほど前から業務の自動化ソフトに力を入れており、ブラウザ操作自動化ソフトの「Autoブラウザ名人」、メール操作自動化ソフト「Autoメール名人」などのRPAソリューションはすでに600社以上で活用されている。導入企業も、メーカー、商社、サービス、金融、官公庁と多種多様だ。

自動化ソフトを簡単に説明しておこう。たとえば、「Autoブラウザ名人」の場合、(1)自動化したい操作を実際に行って記録する (2)必要に応じて(1)の操作を編集 (3)スケジュールを設定し、実行。ここまで設定すれば、あとは24時間365日ソフトウエアが自動で作業してくれる。

ユーザックシステム
取締役 マーケティング本部長
小ノ島尚博

ユーザックシステム取締役の小ノ島尚博氏は「人が手作業で行っている業務のうち、自動化できるものは意外と多いものです。業務の棚卸しをすると改善点が見えてきます」と話す。

これはすべてのプロセスを自動化するような大げさな話ではない。ボトルネックとなっている部分だけを自動化するということだ。これにより、大幅なコスト削減や品質向上につながる可能性もあるという。

「Autoブラウザ名人」は、1年ライセンスで16万円(税別)とリーズナブルなので導入もしやすい。さらに、高度なプログラムの知識がなくても自動化を設定できるので、すぐに活用できる。一部の部門や業務でテスト導入することもできるだろう。

「サッポロビール様のように、ルーチン業務を見直し作業時間を削減することで本業に専念することができるようになります。働き方改革の実現にも貢献します」と小ノ島氏が語るのにも納得がいく。

いま、付加価値の高い働き方が、企業規模の大小を問わず求められている。ユーザックシステムのソフトはその一助となりそうだ。

ユーザックシステムのRPA導入事例を掲載した「RPAマガジン」をホームページから入手できる。http://www.usknet.com/rpa/または「RPAマガジン」で検索