優れた環境性能と高速印刷を実現した理由 理想科学工業

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エコマークアワード
「プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞

理想科学工業
環境活動推進部長
木次谷 光晴

「オルフィスFW」がエコマークアワード2016の「プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞したのは、この高速プリンターが国際エネルギースタープログラムの標準消費電力量の基準値を大幅にクリアするとともに、認定基準の策定当初は、高速機では適合が難しいとされていたVOC(揮発性有機化合物)などの放散に関する基準値をクリアしているからである。

また、インクカートリッジや製品本体の回収・リサイクルを推進し、さらに、エコマークとの相互認証制度を活用し、環境ラベルで世界で大きな影響力を持つドイツのブルーエンジェルの認定取得の第一号となったことも評価された。

木次谷氏は続ける。「短い時間で大量の印刷ができるオルフィスは、低速機に比べてTVOC(総揮発性有機化合物)の低減が難しかったのですが、VOC発生源の解析や特定、対策に徹底的に取り組みました。VOC放散量を低減するため、ハード(製品本体)とサプライ(インク)のすべての素材の検証と見直しを行い、TVOCの基準値を大幅に下回ることに成功しました。オルフィスはハードの特性に合ったサプライを組み合わせることによって印刷スピードや印刷品質の向上など、最大限の性能を発揮することはもちろん、室内のVOCを低減し少しでも安全で快適なプリント環境を提供できるのです」。

さらに、「オルフィスFW」は耐久性にも優れ、トータルで600万ページ※5の印刷が可能だという。

製品性能だけではなく環境性能も両立しようとする理想科学工業の開発姿勢があるからこそ、同社はエコマークアワードを受賞することができたのだろう。

※1:A4普通紙片面横送り、標準設定連続プリント、FWフェイスダウン排紙トレイ使用時。
※2:A4普通紙片面横送り、標準設定連続プリント、GDフェイスダウン排紙トレイ使用時。
※3:A4普通紙片面、RISO FWインク F使用時。カラーは測定画像にISO/IEC24712に定めるパターンを使用し、ISO/IEC24711に基づく測定方法によって算出。モノクロは測定画像にISO/IEC19752に定めるパターンを使用し、ISO/IEC24711に基づく測定方法によって算出。用紙代別。
※4:ステープル機能はオプション。
※5:当社耐久テストにより達成。200万ページ使用するごとに、リフレッシュ作業を実施した場合。製品の使用状況により製品寿命は異なります。