「尖った」技術で社会に貢献するパーソルR&D 設計から実験まで一貫した開発にこだわる理由
「フルターンキーを実現していくには、われわれはどこかでメーカーの技術を超えるような"尖った技術"を持つ必要があります。そのうえで、派遣も請負もコンサルも可能な、開発工程のさまざまな領域に対してシームレスに技術を提供できる企業として、真っ先に想起されるような企業になっていきたいのです。
たとえば、われわれの強みの一つが数百名に及ぶ実験部隊です。一人前の実験要員を育てるのには、最低でも10年と言われるほど、非常に長い時間がかかります。フルターンキー企業となるためには、実験は欠かせない部門です」

このほかにも、パーソルR&Dでは、グループ企業で映像技術に長けたAVCテクノロジー、AVCマルチメディアソフトと連携を図り、自動運転をはじめとした高度な技術サービスの提供に取り組むなど、"尖った技術"を磨いていく考えだ。さらに、モデルベース開発など自動車業界における先端技術を取り込み、将来的にはコンサルティング事業などの高付加価値ビジネスへの展開を進め、世界のモノづくりを支える技術者集団を目指していきたいという。
人を大切にする会社
パーソルR&Dの「R&D」は、「研究開発」を表す。この冠を社名に掲げることは、自社の研究開発に投資していく姿勢を示していることにほかならない。そして、モノづくりに深く携わる技術者にしかできない価値を提供し続けることを通して、社会に貢献していきたいと宮村社長は語る。
「そのために、採用には力を入れています。エンジニアとして研究開発に従事したい方にはぜひ来てほしい。優秀な人材であれば、海外の学生も積極的に採用していきたいと考えています」

パーソルR&Dがもう一つ重視しているのが「教育」だ。宮村社長によれば、パーソルR&Dでは、顧客の開発部門内でプロジェクトマネジメントを任されることもあり、一緒に働く先輩社員が後輩社員を支え育てるという文化もあるそうだ。また社内では専門技術のみならず、マネジメントや一般教養などさまざまな研修制度も充実しており、エンジニアとしてのキャリア形成をサポートしているという。
「社員にはよく『君自身の成長が会社の成長になるんだよ』と言っています。会社の成長は、社員の成長の総和によってもたらされるのです。
多くのエンジニアがパーソルR&Dで働いていることを誇りに思ってほしい。そのために、時間やエネルギー、おカネを使うことは惜しみません。『人を大切にする会社』であるということを、何よりも大事にしていきたいと考えています」