積水ハウス
快適な「住まい」づくりと、 医療介護分野の提案力を両立。
入居者が長く住みたいと思える快適な空間をつくること
積水ハウスでは、入念なマーケティング調査に基づき、敷地条件に合わせた事業計画立案を支援してくれる。
「ここで忘れてはならないのは、長い間快適に過ごせる居住性の高さを提供できるかどうかです。介護や医療サービスの質が高いことが入居者の満足につながるのはもちろんですが、建物自体がすぐに劣化するようでは満足度は低下してしまいます」(深谷氏)。
そのため、同社ではアフターサービスにも注力している。全国に設置された「カスタマーズセンター」が定期巡回をはじめ、補修の依頼にも迅速に対応することで、建物の性能・品質を維持できる体制を整えている。
同社の強みはそれだけではない。昨年9月から販売を始めたサービス付き高齢者向け住宅専用商品「セレブリオ」では、同社で長年研究開発を進めている「スマートユニバーサルデザイン」が採用されている。独自の資格制度「SH‐UDマスタープランナー」は、様々な研修の修了と福祉住環境コーディネーター2級の合格により与えられる資格で、すでに300人以上のプランナーが活躍中だ。これらの取り組みが評価され、同社は国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)の「IAUDアウォード2012」において大賞/経済産業大臣賞を受賞している。
「建物の品質に納得いただき、大手介護事業者とのマッチング事例も多い」と深谷氏は説明する。安定した事業が見込めるだけでなく、「自分が生まれ育った地域の高齢者に自信を持って勧められる」と社会貢献的な意味合いで同社を選ぶ土地オーナーも多いという。