グローバル経営支援セミナー ミャンマー編 アジアのラストフロンティア、ミャンマー進出の期待と課題
「ミャンマー、ビフォー&アフター
千代田化工建設の経験と期待」
千代田化工建設の細川晃氏は、ミャンマーの開発に携わってきた経験を語った。プラントエンジニアリング専業の同社は1990年代半ばから、経済特区開発構想をミャンマー政府に提案。97年にはミャンマー建設省傘下の公共事業公社とJVで開発コンサル会社を設立した。ミャンマーを「古くて新しい国」と評する細川氏は、古いスタンダードをいまだに使っていたり、品質面や安全意識に課題はあるものの「この2~3年は変化が急加速している。親日的で、国民性は日本と似ているところもあり、人的資源、天然資源などの潜在力から見ても市場として期待できる」と述べた。
最後に、三菱東京UFJ銀行経済協力部長の沢雄一氏が「ミャンマーは海外進出先としての問い合わせが最も多い国です。当行では、お客様とJICAをつなぐ役割を果たしたい」とあいさつして閉会した。